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薬を盛られた九尾狐が転がり込んだのは、動物アレルギーの財閥御曹司の胸――彼は彼女だけに触れられ、甘く溺愛する
薬を盛られた九尾狐が転がり込んだのは、動物アレルギーの財閥御曹司の胸――彼は彼女だけに触れられ、甘く溺愛する
千霊ちか
恋愛現代恋愛
2026年01月08日
公開日
3.1万字
連載中
真白は、ただ投資家に会いに行くだけだと思っていた。 まさか相手が、彼女に枕営業を強要しようとする下衆な社長で、しかもジュースにまで薬を盛っていたなんて。 命からがら逃げ出した途中で薬が回り、彼女は理性を保てず――九尾狐の本来の姿へと戻ってしまう。 銀白色の小さな狐となった真白は、見知らぬ男の足元に力尽きて倒れ込んだ。 その男は、氷のように冷たい蒼い瞳を持つ、東京で絶大な権勢を誇る財閥の後継者――渡部月守。 彼はすべての動物にアレルギーを持っている。 ただし、彼女を除いて。 「今日から、お前は俺のものだ」 彼女は、それがただの気まぐれだと思っていた。 だが―― 元マネージャーが彼女を取り戻そうとすれば、一本の電話でその会社を倒産させ、 橘美咲が役を奪えば、即座に業界から追放し、 誰かが彼女の悪評を流せば、すべての証拠を公開して相手を社会的に抹殺した。 家族が政略結婚を迫った時でさえ、彼はその場で縁を切ると宣言し、彼女だけを選んだ。 そして彼女に求めたことは、ただ一つ―― 彼の腕の中で、尻尾を揺らし、甘えていればいいだけだった。

第1話 薬を盛られてキツネに戻る

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