片足が不自由な私を捨てた夫、両足健全なのにホームレスになってしまった
ぽここ
恋愛結婚生活
2026年01月13日
公開日
2.6万字
連載中
30歳の誕生日。
夫と娘の帰りを待っていた私は、SNSで一枚の「幸せな家族写真」を目にした。
場所は東京ディズニーランド。
笑顔で娘を抱きしめる夫の隣には、彼の初恋の女性が寄り添っていた。
一年前、娘をかばって交通事故に遭い、左脚に後遺症が残った。
それ以来、6歳の娘は私を「足の悪い使用人」と呼ぶようになり、
夫は冷たく言い放った。
「障害者の妻なんて、恥ずかしい」
両親が遺してくれた一千万円の遺産は騙し取られ、
家も、娘も奪われ、
私は雨の夜、東京を去った。
――だが、それは終わりではなく、始まりだった。
十年後。
鎌倉の海辺で年商三億円の会社を経営する私の前に、
借金まみれで落ちぶれた元夫と、
涙ながらに許しを乞う十八歳の娘が現れる。
「もう一度、やり直したい」
そう懇願する二人に、私は静かに答えた。
「申し訳ありませんが……どちら様ですか?」
これは、地獄から這い上がった一人の女性の物語。