クズ夫が不倫して財産を奪い、私を身一つで追い出そうとした結果、極道の新恋人が“社会的に抹殺”して土下座謝罪させた
野菜王
恋愛結婚生活
2026年01月14日
公開日
2.8万字
連載中
水無月結衣。東京・港区で最年少と称される女性外科医だ。
七年前、彼女は愛のために名門大学からのオファーを捨て、平凡な会社員・佐藤拓海と結婚した。
七年間、必死に働いて家計を支え続けた結果、返ってきたのは――夫の部下との不倫、姑との結託による陰謀、そして六歳の息子からの一言だった。
「ぼく、このお母さんいらない」
法廷で、拓海は彼女に不倫の濡れ衣を着せ、亡き父から受け継いだ診療所と不動産の分与を要求し、さらには息子の親権まで奪おうとした。
――負ける。彼女はそう思っていた。
だが、その時、あの男が現れる。
桐生龍司。東京で最も危険と恐れられる極道の頂点。
二年前、結衣が彼の重度の偏頭痛を治した日から、彼はこう言った。
「君のトラブルは、俺のトラブルだ」
法廷で渣夫は勝ち誇った。
「妻は不倫して家庭を顧みなかった。証人もいる!」
龍司は静かに資料を差し出す。――盗撮写真、237枚。
「お前は八か月間不倫している。それに、その愛人が妊娠している子どもは……お前の子じゃない」
さらに、拓海が診療所の資金278万円を横領していた事実も暴かれ、一枚の明細書で、彼は法廷で崩れ落ちた。
姑が「悪い母親だ」と結衣を中傷すれば、龍司側の弁護士が次々と証人を黙らせた。
離婚判決の日。拓海はすべてを失い、結衣はすべてを手に入れた。
「水無月先生。……俺と付き合う気はないか?」
法廷の外で、龍司は真剣な眼差しでそう尋ねた。
危険で、それでも誰よりも優しいこの男を見つめながら、結衣は初めて――“自分の人生を生きる”という選択をした。