別れの理由が「俺はダンジョンボス」? 直後に彼の恐怖ダンジョンへ転送! 皆は逃走、私だけ……恋してる?
砂糖クトゥルフ
現代ファンタジー現代ダンジョン
2026年01月16日
公開日
2.7万字
連載中
雨宮千早はまさか、彼氏が「実は俺、ダンジョンのボスなんだ」という理由で別れを切り出してくるなんて、夢にも思っていなかった。
――そして、その話が本当だったなんて、なおさら。
強制転送されたS級ホラー副本【雨隠神社】。
そこで彼女が目にしたのは、冷酷無比・殺戮無数と噂される伝説のボスが、仮面を外す瞬間だった。
「……真宵?!」
白夜真宵は白い狩衣に身を包み、闇をまといながら全員を冷たく見下ろす。「跪け。」
プレイヤーたちは震えながら一斉に膝をついた。――ただ一人、千早を除いて。
空気が三秒、凍りつく。
次の瞬間、真宵は彼女の前に立ち、低い声で言った。
「今夜の任務は……俺と夕食だ。」
千早「???」
他のプレイヤーたち:呪霊屋敷突入、怪異掃討、禁域探索(死亡率ほぼ確定)
千早の任務:食事、温泉、将棋、昔話を聞く(???)
プレイヤー一同:「おかしい!この女、絶対おかしい!!」
千早:「うん、私も彼氏がおかしいと思う……!」
――その後も。
血塗られた病院副本では、ボス院長が彼女にVIP個室と豪華な朝食を用意。
他の人:手術室、霊安室、精神病棟!
千早:院長と回診???
深海クルーズ副本では、彼女だけがスイートルームA01。
他の人:深海の怪物に引きずられて恐怖の餌に!
千早:「この副支配人……真宵にそっくりなんだけど?」
真宵:「確かに俺はボスだけど、彼女を甘やかすことに関しては――プロだから。」