零百
SF時間SF
2026年01月20日
公開日
5,081字
連載中
教授の死は、あまりにも突然だった。
教え子である鵜川・リデル・英輝の元に一つの小さな装置が残された。 その名は『ラプラスの瞳』
それは時間遡行を可能にする唯一にして、人類最大の発明タイムマシンを完成させるパーツの一つ。
過去のあらゆる状態を観測し、エントロピーを操作することで時間そのものを疑似的に遡る、究極の科学技術の欠片。
神ならざる人の成した大いなる業であり、それは多くの災いを招く。
歴史の改変を目論む組織。
国家機密として封印しようとする政府。
そして、それぞれの願いを叶えるために手段を選ばない人々。
信念、野望、絶望――様々な思惑が交錯し、血塗られた争奪戦が幕を開ける。
消せない過去。 忘れられない後悔。 もし時間を戻せるなら、あの瞬間をやり直せるなら......
その想いを胸に、彼はタイムマシンの完成を目指し、争奪戦に参加する。
しかし、過去を変える権利は、本当に人間が持つべきものなのか。
過去が帰られたのなら、現在はどうなるのか?
失われた時を求め、遺産を巡る者たちの壮大な戦いが幕を開ける。