終末まであと三日、私は350万を使い切って備蓄、クズ元カレは雪の中で氷像になった
砂糖クトゥルフ
SFポストアポカリプス
2026年01月21日
公開日
6.2万字
連載中
水野千夏は2032年、東京の廃墟で命を落とした。
-45°Cの極寒の中、彼女は隅で丸まって、手に握ったのは騙されて奪われた玉のペンダント。
彼女を冷徹に見捨てた元彼、藤原は愛人・吉川美咲と一緒に彼女が備蓄した物資を使い、冷たい眼差しで彼女が凍死するのを見守った。
目を開けると、2029年10月18日、台風が上陸する72時間前に戻っていた。
今回は玉のペンダントを手にして、何かが起こった——それは82.5㎡の隠された空間を発動させた。
医学生の千夏は、必死に備蓄を始める。
大米300kg、石油360L、抗生物質、ゴムボート...350万を三日で使い切った。
藤原からお金を求める電話が来ても?ブロック。
吉川美咲が玉のペンダントを狙っても?待っていろ。
台風、大雨、極寒、極熱...次々にやってくる天災。
そんな中、隣の部屋1802号室の退役特殊部隊の兵士、神代龍司が冷徹な目で彼女の扉を叩く。
「水野さん、私はあなたをずっと観察してきた。協力しないか?」
防犯ドアで暴徒を食い止め、石油ストーブで寒い夜を温め、消防斧で敵を斬る...
千夏はついに気づく。
前世では優しすぎて負けた、今回は冷徹になったことで勝てた。そして、何よりも大事なのは、正しい人に出会えたことだった。
第1話 2029年10月21日へ再び——終末の始まり