私を99回も振った男が突然「結婚してくれ」と言ってきたけど、もう遅い~私の隣にはイタリアの御曹司がいます
アボカド
恋愛現代恋愛
2026年02月03日
公開日
3.3万字
連載中
99回。
それが、私が秀野咲夜に告白した回数だ。
1回目、彼は冷たく拒んだ。
10回目、露骨にうんざりした顔をした。
50回目には、「お前、マジでしつこい」と吐き捨てた。
そして99回目――彼はこう宣言した。
「お前への好感度はゼロだ」
学校中の笑いもの。
「都合のいい女」「ストーカー」と呼ばれ続けた二年間。
私は、もう100回目の告白はしない。
代わりに選んだのは、イタリア行きの飛行機だった。
三年後――
「結衣…俺と結婚してくれ」
ミラノのファッションショーの会場で、彼は突然ひざまずいた。
世界中のカメラが向けられる中、必死に私へプロポーズする。
けれど、私の答えはもう決まっている。
「ごめんなさい。私にはもう婚約者がいます」
隣にいるのは、心から私を愛してくれるイタリアの御曹司。
秀野くん、あなたが私に言った言葉を、そのまま返してあげる。
――「あなたへの好感度はゼロです」