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婿入りのクズ夫と不倫秘書に“検讫済”を押されたけど、忘れてない? 百億財閥の本当の令嬢は私なんだけど
婿入りのクズ夫と不倫秘書に“検讫済”を押されたけど、忘れてない? 百億財閥の本当の令嬢は私なんだけど
Goburinrin
恋愛結婚生活
2026年02月03日
公開日
1.8万字
連載中
私は、夫・森川悠人の社長室で昼休みを過ごしていた。 目を覚ますと、左の頬に赤々とした【検讫済】のスタンプが押されている。 秘書の小野由美が、品質検査用の判子を指先で弄びながら、薄く笑った。 「松雪夫人みたいな名門のお嬢様には、ちゃんと“合格印”を押しておかないと返品されちゃいますからね」 手にしていたアンティークのティーカップを、私は床に叩きつけた。 次の瞬間、森川が駆け込んできて由美を庇い、眉をひそめて私を見る。 「由美はまだ若いんだ。冗談だよ、綾。少し落ち着け」 私は、彼の鎖骨に残る生々しいキスマークから目を離せなかった―― 由美と同じ、安っぽい香水の匂いが、彼の身体から漂っていた。

第1話 銀座の認印

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