ダメ男に殴られ捨てられた私、偶然助けてくれたエリート准教授と契約結婚したら、人生が変わった~偽装夫婦から本物の愛へ~
Hiroko Ogata
恋愛現代恋愛
2026年02月06日
公開日
5.9万字
連載中
「お前なんかより、彼女のほうがずっと良かった」
婚約者にそう言われ、殴られて捨てられた竹田真纪、二十五歳。理由はたった一つ。元カノが贈ったマグカップを割ってしまったから。
涙も出ないほどの絶望。でも、その夜出会った男性が、私の運命を変えた。
時雨凛准教授――早稲田大学最年少の准教授で、出版社御曹司。身長百八十六センチ、禁欲的な雰囲気なのに、私には驚くほど優しい。
「俺と、契約結婚しませんか?」
元カレへの復讐のつもりで始めた偽装結婚。でも、一緒に暮らすうちに分かった。
彼は毎朝コーヒーを淹れてくれる。熱が出たら徹夜で看病してくれる。元カレが嫌がらせしてきたら、法的手段で完璧に潰してくれる。SNSで誹謗中傷されたら、弁護士を雇って守ってくれる。
「遥は僕の妻だ。誰にも傷つけさせない」
契約のはずが、彼の愛が本物すぎる。
そして半年後、私も気づいてしまった。この人以外、考えられないと。
元カノの影に怯えていた私が、准教授には「世界で一番大切な存在」と言われた。
元カレが「代わり」として扱っていた私が、准教授には「唯一無二の妻」と愛された。
契約期限が切れても、彼は離婚届を出さなかった。
「遥、僕はずっと君を愛している。一生、側にいてくれ」
偽りの結婚から始まった私たちの物語は、誰よりも幸せな本物の愛になった。
元カレざまあみろ。私、人生で一番幸せです――