婚約者が記憶喪失で他の女を選んだので、その冷酷な弟と結婚したら元婚約者が土下座してきた
Hiroko Ogata
恋愛現代恋愛
2026年02月06日
公開日
7.1万字
連載中
婚約者の太田健人が突然の記憶喪失に。目覚めた彼が愛したのは、救命恩人だという雑誌編集者・白鳥美咲だった。
盛大な婚約パーティーで三百人の前で婚約破棄を告げられた筱崎亜美は、屈辱の中でも涙を見せず、ただ静かに「幸せになってください」と言い残して去った。
その夜、健人の弟で太田グループ副社長の冷酷なビジネスエリート・太田英司から驚くべき提案を受ける。「僕と結婚してください。契約で。一年後には離婚します」
絶望の中で差し伸べられた手。亜美は自分を守るため、そして元婚約者への当てつけのために契約結婚を受け入れる。
しかし、冷酷だと噂の英司は、亜美が好きな料理を作り、疲れた彼女を送り迎えし、誰かが彼女を傷つけようとすれば容赦なく守る。まるで、ずっと前から彼女のことを知っていたかのように——。
実は英司は、五年前の健人の婚約パーティーで亜美を一目見た瞬間から、密かに彼女を想い続けていた。届かぬ想いを胸に秘め、遠くから見守るしかできなかった五年間。契約結婚は、彼にとって彼女の側にいられる唯一の口実だったのだ。
そんな中、記憶を取り戻した健人が後悔して亜美に復縁を迫り、白鸟美咲の正体が明らかになる。彼女は健人の記憶喪失を作り出した黒幕だった——。
危機の中で、英司は亜美を守り抜く。そして亜美も気づく。本当の愛は、五年間ずっと自分を見守ってくれていた人の側にあったことを。
「契約は守れません。あなたを、本当に愛してしまったから」
財閥御曹司の五年越しの一途な愛と、傷ついた女性の再生の物語。契約から始まる、本物の愛の結末は——?