電撃結婚した私、実は財閥御曹司の忘れられない人でした
七月
恋愛現代恋愛
2026年04月03日
公開日
7,406字
連載中
古賀遥菜は、人生をやり直した。
そして最初にしたのは――財閥御曹司・森川海斗の車を止め、こう言い放つことだった。
「生き延びたければ、私と結婚して」
失明して以来、海斗は冷酷で危険な男へと変わり、
誰もが恐れて近づかない存在になっていた。
そんな彼に臆せず迫ったのは、遥菜ただ一人。
こうして、利害だけの結婚が始まる。
遥菜の目的は二つ。
前世で早死にした海斗の命を救うこと。
そして、自分を陥れて死に追いやった義理の妹と元婚約者に復讐すること。
しかし、計画は思わぬ形で狂い始める。
義理の妹が、海斗にとっての“忘れられない存在”だったのだ。
すべてを悟った遥菜は、迷わず離婚届を差し出す。
「……もう終わりにしましょう」
だがその時、視力を取り戻した海斗は気づいてしまう。
自分がずっと想い続けてきた“特別な人”が――
離婚を告げてきた妻、その人だったことに。
彼はその場で離婚届を破り捨てる。
「離婚だと?――そんなもの、一生認めない」
やり直しから始まった結婚は、
やがて執着と溺愛へと変わっていく――。