お母さん、私の夫との不倫、楽しかった?――屋上から突き落とされた私は今、日本一の財閥夫人です
ぽん
恋愛結婚生活
2026年03月24日
公開日
3.9万字
連載中
堀山奈月、27歳。五年間の結婚生活で夫に触れられたことは一度もなかった。
ある秋の夜、銀座の撮影スタジオで目にしたのは——
夫と、十年ぶりに現れた実の母が抱き合う姿。
「お前は明美の身代わりに過ぎない。最初からずっとそうだった」
その夜、私は三階の屋上から突き落とされた。
草の上に叩きつけられながら、私はある事実を知った——
お腹の中に、小さな命がいたことを。
結婚証明書は偽造だった。
五年間の婚姻は、最初から存在しなかった。
婚姻の部屋に火をつけた。
燃え上がる炎を背に、私は空港へ向かった。
四年後——。
東京に戻った私の隣には、関西最大財閥の御曹司がいる。
そして私を捨てた男は、全てを失いながら今も私の名前を呼んでいる。
奪われた五年分、利子をつけて返してもらう。