身代わりで三年間服役した私、出所後にクズ彼氏を蹴とばし人生逆転しました
ジアン
恋愛現代恋愛
2026年04月08日
公開日
8,610字
連載中
浅尾初希は、長い年月をすべて彼氏・高原安志に捧げてきた。
かつて彼が意識不明となったとき、彼女は昼夜を問わず看病し続けた――それなのに、目を覚ました彼に待っていたのは、あまりにも冷酷な裏切りだった。
彼は初恋の女性・天野を守るため、初希に罪を着せる。
さらに、病に苦しむ母を盾に取り、彼女を追い詰めた。
「彼女の代わりに罪を被れば、母親は助けてやる」
その言葉を信じた結果、初希が手にしたのは三年間の獄中生活、そして母の死という残酷な結末だった。
母の形見さえも、彼の隣にいる天野の手に渡っていた――。
すべてに絶望した初希は、過去を焼き捨てるように、その場所を去る。
――だが安志は、彼女が自分から離れるはずがないと信じていた。
やがて、見違えるほど美しく生まれ変わり、ピカピカ輝く存在となった初希。
その姿を目の当たりにしたとき、安志は初めて焦りを覚える。
「いつまで意地を張るつもりだ。戻ってこい」
差し伸べられた手を、初希は冷たく振り払う。
「……あなた、何様のつもり?」
そして彼女は隣に立つ男の腕に身を預ける。
圧倒的な存在感を放つその男は、静かに笑った。
「俺の女に、触れるな」