替え玉扱いされた私、大物御曹司の子を妊娠して離婚します――元夫よ、真の替え玉はあなただった
張小汐
恋愛現代恋愛
2026年04月14日
公開日
1.5万字
連載中
清川拓也が清川夏月を妻にした理由――
それは、彼女の顔が初恋の女性に酷似していたから。
そして誰も知らない。
夏月が拓也と結婚した本当の理由を。
彼女が想い続けていたのは、
十年間片想いしてきた御曹司――青木翔太。
拓也は、ただ“彼に似ていた”だけだった。
互いに本心を隠したまま始まった、替え玉同士の結婚。
夏月は、この関係を一生演じ続けるつもりでいた。
――あの日までは。
誕生日パーティーで、拓也は初恋の女性のために、
大勢の前で夏月の尊厳を踏みにじったのだ。
その瞬間、彼女はすべてを手放した。
「もう終わり。替え玉ごっこには、飽きたの」
離婚届を突きつけ、背を向けた夏月は、そっとお腹に触れる。
そこには――翔太の子が宿っていた。
やがて翔太は、公の場で婚約を破棄し、そのまま彼女を自らの邸宅へと連れ去る。
一方、拓也は激しい雨の中、彼女を求めて扉を叩き続ける。
「お前が愛していたのは俺だろう!あいつは、俺に似ているだけだ!」
だがその頃、夏月はすでに別の腕の中にいた。
「……もしあいつが知ったら、どうなると思う?あの夜、君がわざと俺を酔わせたってこと」