契約結婚のあとで、彼が十年も片想いしていたと知った
果歩穂
恋愛現代恋愛
2026年04月14日
公開日
2.9万字
連載中
彼女を裏切った元婚約者が取締役会でデマを流し、彼女の一族の事業を潰そうとしたとき、白石遥花は冷静に証拠を提示し、相手を醜態さらしのまま退場へと追い込んだ。
さらに、元婚約者の曖昧な関係にあった女が罠を仕掛け、記者を使って彼女を陥れようとしたとき、黒沢隼が現れる。圧倒的な権勢で記者を退け、首謀者を完全に封じ込めた。
家からの圧力や、世間がこの「電撃結婚」に疑念を向ける中、彼は彼女の手を取り、すべての人の前でその存在を宣言する。
だが始まりは、「互いに干渉しない・期限は二年」と明記された冷たい契約にすぎなかった。
捨てられた令嬢から、頂点に立つ財閥後継者に何よりも大切にされる妻へ。
彼女は、自分がやっと掴んだのはただの浮き輪だと思っていた。
だが後になって気づく。彼はずっと前から、彼女のために静かな港を築いていたのだ。