クズ元夫はスキンシップ依存?十年「解毒薬」扱いの私、浮気されて夫の兄に嫁ぐ!
ポテサラ
恋愛S彼・俺様
2026年05月12日
公開日
1.5万字
連載中
冷静系お嬢様 × 年上腹黒ドS系大物!
表向き、星崎葵は端正で一途、若くして星崎グループの社長にして才色兼備の男。
さらに、長年付き合っている彼女・風見こはるには、誰よりも一途――。
だが、こはるだけが知っている。葵にはある“病”があることを。
発作が起きると、葵は周囲を無差別に攻撃してしまう。
そして、唯一の特効薬は、触れ合う肌だけ。
愛の名のもと、こはるは十年間、葵の“解毒薬”として生きてきた。
発作のたびに、葵はこはるを抱きしめ、耳元で何度も「愛してる」と囁く。
こはるは信じていた。
けれど――葵が完治した瞬間、目の前で浮気をすることになる。
――どうやら、自分はただの“使い捨ての道具”だったらしい。
辞表を差し出すこはるに、葵は鼻で笑う。
「お前は星崎グループに寄生している飾り物に過ぎない。
俺のそばから離れたら、どこに行ける?
出て行きたいなら、それなりの代償を払え」
行き場を失ったこはるは、仕方なく迷酒を口にする。
その瞬間、冷たく硬い腕の中に倒れ込む。
男は彼女の顔に手を添え、妖しく囁く。
「君、葵の彼女だっけ?」
……
星崎誠司――
星崎グループの真の支配者。
長年巡らせてきた策略の末、ついに酔いしれた一輪の薔薇を手に入れる機会を得た。
誠司にとって、こはるは完璧そのもの。
ただ一つ、憑きまとう元カレが邪魔をする――。
葵は歯を食いしばり、叫ぶ。
「兄貴、こはるは俺の彼女だ!」
誠司は薬指の指輪をくるくる回しながら、涼やかに告げた。
「俺の妻に手を出すなら、足を折るぞ」