結婚10周年記念日に夫が親友を愛していると知った──みんな私が崩れると思ったけど、私はトップ弁護士と手を組んで現れた
ヌル
恋愛結婚生活
2026年05月29日
公開日
3.2万字
連載中
十年の結婚生活――それは、周到に仕組まれた欺瞞だった。
上野瑠夏は、夫・藤原達也の遺品の中から、一冊の日記を見つける。
そこには、冷酷な計算がびっしりと綴られていた。
彼女が愛だと信じていたものは、実家の百年老舗「上野庵」を手に入れるための偽装。
最も信頼していた親友も、彼と以前から繋がっていた共犯者だった。
そして日記の最後のページには、こう記されていた――
「事故死に見せかけ、すべての資産を完全に掌握する」
悪夢のような真実を知った瑠夏は、涙を拭い、再び“従順な妻”の仮面を被る。
夫と親友が自分の前で愛を演じるのを見ながら、彼女は静かに罠を張っていく。
法と感情、その両方を絡め取る復讐の罠を。
そしてついに、法廷で夫を追い詰めたトップ弁護士・衣笠公彦が、散会後の無人の廊下で彼女を呼び止めた。
「お見事でした、上野さん。――それと、もし許されるなら、あなたの未来を予約する栄誉をいただけますか?」