愛人を選んだ親子を捨て、身籠ったままキャリア頂点にのぼる
Lune
恋愛結婚生活
2026年06月08日
公開日
2.2万字
連載中
結婚して七年、彰は彩を無視し続けた。
彩はずっと信じていた。いつか必ず、彼は自分に振り向くと。
大晦日、彰は何もかも顧みず、別の女性に一目惚れした。
そのとき彩はようやく気づいた。彼は冷たいわけでも、女性に無関心なわけでもない。ただ、自分にだけそうだったのだと。
彰から突きつけられた離婚協議書は、彼女の抱いていた幻想をすべて打ち砕いた。
親子揃って愛人の味方をする中、彩は自分が妊娠していることに気づく。
お腹の子のために、彼女は離婚を決意し、ビジネスの世界へ戻った。
ビジネスの場で手腕を発揮した彩は、誰もが一目置く社長へと成長する。
求愛者たちは彼女の離婚を待ち望んでいたが、彰の署名だけはいつまで経っても得られなかった。
孤島に取り残されたとき、彰は彩を強く抱きしめた。
「その子の父親が誰だろうと構わない。だから、俺から離れないでくれ。」
救出された後、彰は彩を家へ連れ戻そうとしたが、彩はきっぱりと断った。
「私たちはとっくに終わっている。もうあなたに興味はないわ。」