猫塚ルイ
BL現代BL
2026年06月10日
公開日
3.8万字
完結済
高次脳機能障害を持つ五十八純一(25)は、人一倍疲れやすく、感情のコントロールが苦手。
最近、長い休養期間を経てようやく職場復帰を果たしたばかりだが、社会の荒波の中で「普通の大人のフリ」をしようと日々必死に踏ん張っていた。
そんな純一の唯一の特効薬は、年の離れた恋人であり、臨床心理士でもある東郷理仁(30)の「ハグ」。
理仁の腕の中だけが、純一が子供のように泣き、わがままを言える世界で一番安全な場所だった。
理仁もまた、無防備に自分を求めてくる純一をスパダリ包容力でとことん甘やかしていた。
しかしある日、純一がパニックを起こして喧嘩してしまう。
ボロボロになって「理仁さんに嫌われたくない、捨てないで」と子供のように泣きじゃくる純一。
それを見た理仁は、ずっと抑えていた「心理士としての理性」を投げ捨て、一人の男としてのドロドロとした独占欲を爆発させる。
普段の冷静さからは想像できないほどの激情で純一を安心させる──。
障害の特性も、お互いのドロドロした執着もすべて曝け出し、ハグ。
「一人の男」として純一を一生甘やかし、愛し抜くことを誓う理仁と
その温かい腕の中で今度は無理な背伸びではなく、幸せいっぱいに笑顔を浮かべる純一。
傷つきながらも、2人だけのアタッチメントの形を見つけていく、切なくも極上の溺愛ストーリー。