ナナアン
恋愛現代恋愛
2026年06月22日
公開日
15万字
連載中
ある偶然の出来事で、青木詩織は長年片思いしていた相手長瀬柊真と結婚した。
彼に多くの誤解を抱かれていても、彼女は前向きさを失わず、自分の結婚を守り続けた。
しかし、愛は待っているだけでは手に入らない。
7年間、詩織が待っていたのは別の女性の出現と、柊真の過度な冷淡と傷つける態度だった。
その瞬間、彼女はついに心を断ち切った。
離婚届を置き、息子を連れて家を出た彼女は、わずか1年で莫大な資産を築いた。
そしてある日、柊真が再び彼女の前に現れた。
今回、彼はもう冷たくもなければ、高慢でもなかった。
彼は彼女を呼び止め、低く抑えた声で言った。
「君のそばにいさせてほしい」
「たとえ、ただの愛人という立場でも」
その時、詩織はようやく知った。
あの年月、彼は愛していなかったわけではない。
最初から、すでに深く愛していたのだと。
ただ、それを一度も口にせず、彼女に見せることもなかったのだ。