結婚四周年の記念日に夫の浮気を知り、「もっと大人になれ」と言われたので、年下のジュエリー職人と浮気したら、夫が壊れ始めた
へびもち
恋愛結婚生活
2026年06月17日
公開日
2万字
連載中
结婚四周年の記念日。
二阶堂绫乃は精一杯着飾り、待ち合わせのレストランへ向かった。
しかし廊下で見てしまう。
夫の手が、別の若い女に握られている光景を。
彼は、その手を振りほどかなかった。
绫乃は何も言わず、その場を離れた。
押し入ることも、泣くことも、騒ぐこともしなかった。
家に帰ると、夫は高級ブランドの紙袋を無造作に渡してきた。
「客からもらった」とだけ言い、包装すら開けていない。
その夜、彼女は四年前のウェディングフォトを取り出す。
テーブルの下で手を握りながら、彼は言っていた。
「これからは俺がいる」
今、彼女は一人で夜明け前の書斎にいる。
探偵から送られてきた写真を見つめながら。
その女は毎週水曜の午後、「柏木」という料亭に通っていた。
彼女に必要なのは、ただ一つだった。
夫に同じものを見せるための存在。
選んだのは、その料亭の次男――柏木景哉。
しかし彼女はまだ知らない。
それがただの“手段”のはずだったはずの男が、
壊れた結婚の中で唯一、彼女の呼吸を変えていく存在になることを。