目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報
家族に溺愛されて育った偽物の姉がいる中、本来私に来るはずだった財閥との婚約が奪われかけた――しかし指名されたのは私だった
家族に溺愛されて育った偽物の姉がいる中、本来私に来るはずだった財閥との婚約が奪われかけた――しかし指名されたのは私だった
ぷに
恋愛結婚生活
2026年06月24日
公開日
3万字
連載中
私は元彼の部屋の前で、それを聞いた。 「あの子に近づいたのは、土地の取引のためだ」 涙は出なかった。 タクシーを呼び、橘家へ戻った。 玄関を開けると、リビングには見知らぬ男が座っていた。 両親は「体調の悪い姉・早苗」を必死に彼の前へ押し出している。 しかし彼は、一度も早苗を見なかった。 代わりに、まっすぐ私を見て言った。 「あなたが、桐嶋明日香?」 そして静かに続ける。 「婚約書に書かれている名前は、最初からあなたのものだ」 宮代律臣。宮代グループの後継者。 夢のような人が、淡々と言った。 「――十年間、ずっと好きだった」

第1話 今日まで

loading