にしき
恋愛現代恋愛
2026年07月07日
公開日
15.2万字
連載中
九条拓海は、名門の出身で家柄も高く、上流社交界で誰もが憧れる時の人だった。
四年間愛し合い、誰もが藤原鈴音が彼の初恋だと知っていた。
しかし、ある“浮気”事件がきっかけで、二人はみじめに別れた。
五年後、再会した彼は彼女を壁に押し付け、その瞳には天地をも壊さんばかりの憎しみがあった。
「俺の世界から消えたのなら、きれいに消えろ。二度と俺の前に現れるな」
彼女は実に明快に答えた。「わかった。」
拓海は彼女を骨の髄まで憎みながらも、それでも彼女のために狂い、制御を失った。
真実が明らかになった時、彼は目を真っ赤にして彼女をドアの前に追い詰めた。
「一生かけて償え。俺と結婚しろ。お前の借りは俺が背負う」