目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報
三ヶ月間“パパ”に甘え続けたら、相手はまさかのあの冷血社長!?しかも一度寝た相手だった
三ヶ月間“パパ”に甘え続けたら、相手はまさかのあの冷血社長!?しかも一度寝た相手だった
Ash
恋愛現代恋愛
2026年08月03日
公開日
2.3万字
連載中
鈴美は、自分が突然流行に詳しくなった父親に甘えて、小遣いをもらっていると思っていた。 「パパ」と呼んでいた相手は、まさか―― お見合い相手のアカウントだったなんて。 彼女は知らなかった。 三ヶ月間送った甘えたメッセージも。 猫の泣き顔スタンプも。 「パパが一番大好き」 そう送った言葉も。 すべて、あの男に届いていたことを。 気づいた時には、もう遅かった。 京都の隠れ家バー。 黒服たちに囲まれた鈴美の前で、扉の向こうから聞こえた。 彼女が一番聞きたくなかった声。 「……扉を開けろ」 扉が開く。 そこに立っていたのは―― 一夜を共にした後、彼女が逃げるように去った男。 篠塚政臣。 冷徹な社長だった。 その瞬間、鈴美は知った。 LINEで三ヶ月間「Daddy」と呼び続けていた相手は、最初から最後まで彼だったのだ。 自分が送った甘え声。 猫の泣き顔スタンプ。 「Daddyが一番好き」 そのすべてを、彼は見ていた。 政臣は彼女の腰を引き寄せ、壁際へ追い込む。 「白川さん」 「俺と一夜を過ごして逃げた上に――」 「『あなたは男として物足りない』なんて置き手紙まで残したよな?」 「……俺に責任を取る気はないのか?」 鈴美は怯まなかった。 「私、彼氏がいるから」 そう言い返す。 けれど彼は迷わず彼女に口づけた。 息を乱しながら、低い声で囁く。 「関係ない」 「俺は気にしない」 ――後に。 全国放送の経済インタビューで。 彼はカメラの前で微笑みながら、堂々と宣言した。 「私には、もう婚約者がいます」 「彼女の姓は――白川です」 「私は、彼女を何年も待ち続けていました」 かつて彼を「ただの年上のおじさん」だと思っていた男は。 一つの生放送を通して、世界中へ告げた。 彼女は、自分の唯一の女性だと。

第1話 daddyが返事くれた!

loading