家族カードを止めた日、月収十八万円だと言った夫の正体を知った――年収千万の彼と会社にすべてを返させるまで
Kedama
恋愛結婚生活
2026年08月17日
公開日
2.2万字
連載中
「俺の月収は十八万円だ。住宅ローンは十二万五千円。娘のミルク代すら出せない」
夫はそう言った。
私は、それを信じていた。
けれど――。
夫の財布に入っていた、何気ないカードを一枚ずつ写真に残した日。
私の中で、何かが変わった。
ガソリンカード。
百貨店のカード。
ケーキショップのポイントカード。
一見すると、ただの日常の証拠。
しかし、それらは夫の隠された生活を暴く鍵だった。
そして家庭裁判所で明らかになった真実。
夫と愛人は、銀座の百貨店で私のカードを使い、高級品を購入していた。
その瞬間。
誰もが言葉を失った。
夫が繰り返していた「会社が苦しい」という言葉。
それは、別の女のためにお金を使うための嘘に過ぎなかった。
さらに裁判官が、夫の会社へ過去三年間の福利厚生カードの利用記録提出を求めた時――。
初めて、夫の顔から余裕が消えた。
もう、私は黙って耐える妻ではない。
夫には何も持たせず、この家から出て行ってもらう。
そして私から奪ったものすべてを――。
この家も、隠していた真実も。
彼自身の手で返させる。