Mostyn
恋愛現代恋愛
2026年08月20日
公開日
30.5万字
連載中
両親が私の目の前で引き金を引いた日、私はすべてを失った。
名家の令嬢から一夜にして没落令嬢へ。
屋敷も財産も奪われ、昨日まで笑顔を向けていた人々さえ、私を厄介者のように踏みにじった。
そんな私を引き取りに来たのは、母の義弟――
東坊城宗真。
警視庁特殊急襲部隊・SATの副隊長であり、悪人すら震え上がらせる冷酷無比な男だった。
「施設に送る」
そう言われた瞬間、私は最後の希望まで失ったと思った。
けれど彼は、泣き疲れた私を連れ帰り、私を虐げた家政婦を即座に追い出し、眠れない夜には黙ってそばにいてくれた。
「俺について来い。飢えさせはしない」
誰もが私を見捨てたのに、この人だけは背を向けなかった。
そして宗真が私の後ろ盾になった瞬間、すべてが逆転する。
私を嘲笑った者は顔を青ざめ、私から何もかも奪った者たちは、一人残らず代償を払うことに――。
ただ守られるだけの可哀想な令嬢で終わるつもりはない。
奪われた誇りも、両親の死に隠された真実も、必ずこの手で取り戻してみせる。
でも、叔父と呼ぶべき彼から向けられる執着は、いつしか“庇護”では済まされないほど熱を帯びていき――。
これは、どん底に落とされた私が、最強の男を唯一の味方につけ、運命も恋も奪い返す逆転溺愛物語。