義姉に恋するクズ彼氏を捨てたら、なぜか年下オオカミ男子が離してくれません
トントン豆
恋愛現代恋愛
2026年08月24日
公開日
13万字
連載中
交際九年。体を重ねても、キスだけはしなかった。
涼太は佑美を「聞き分けがよく、物分かりのいい女だ」と褒めた。佑美はその意味を深く考えようとはせず、自分を騙したまま、涼太を愛し続けると思っていた。
だが、ある雨の夜、佑美は偶然涼太が義姉にこっそり口づける姿を目撃する。
その瞬間、涼太のキスも愛も、いったい誰のために残されていたのかを思い知った。
交際十周年の記念日、涼太は約束をすっぽかした。佑美は一晩中待ち続け、翌朝、静かに別れを告げた。
しかし涼太は気にもしなかった。相変わらず佑美は物分かりがいいと思っていた。
やがて最高の栄誉に輝いた日、世界中が佑美に魅了される。
涼太は、会社に残った社員を引き連れて彼女のもとを訪れ、ひざまずいてプロポーズした。
だが、扉の内側で、裕也の激しいキスが佑美の注意力を奪った。
佑美は目を伏せた。
「ファーストキスを大切だとは思わないの?」
裕也は執着を宿した瞳で彼女を見つめた。
「君より大切な人なんていない」