婚約者に捨てられた私が、名門御曹司に溺愛されています
ネコトサル
恋愛現代恋愛
2026年08月25日
公開日
11.4万字
連載中
婚約したその夜、宮崎優奈の婚約者・吉本涼介は、親友の上原由衣と手を取り合い、海外へ旅立った。
「優奈はきっと傷ついて、もう立ち直れない」
そう思っていた二人だったが――。
優奈は絶望するどころか、振り向きざまに一人のホストを選んだ。
優しくて、聞き上手で、甘い言葉で心を癒やしてくれるホスト。
しかも、見た目だけではなく、あらゆる面で彼女を満足させる完璧な男だった。
傷ついた心を埋めるように過ごした時間。
しかし、涼介が予定より早く帰国した日、優奈はあっさりと終わりを告げる。
「もう飽きたわ。これで終わりにしましょう」
そう言って、ホストの彼に高額な小切手を差し出した。
その後、優奈は自分を裏切った婚約者に反撃を開始する。
親友の裏切りを暴き、冷酷な父親にも立ち向かい、卑劣な競争相手を打ち負かす。
そして、自らの力で酒ブランドを大きく成長させ、誰もが認める成功を手に入れていく。
そんなある日――。
優奈は招待された商会の会場で、信じられない人物を目にする。
そこにいたのは、かつて自分が小切手で別れを告げた「ホスト」。
しかし彼の本当の正体は――
名門・五十嵐家の御曹司、五十嵐琉生だった。
冷酷で、手段を選ばないことで知られる彼を前に、優奈は言葉を失った。
すると琉生は冷たい笑みを浮かべ、低い声で告げた。
「服を着たら、俺のことを知らないふりか?」