好きな女のために五年間も白い結婚を続けたクズ夫、今さら後悔しても遅い
ピクリリ
恋愛結婚生活
2026年09月22日
公開日
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連載中
知世子と明彦の五年目の結婚記念日。
その日、明彦がずっと忘れなかった美雨が帰国した。
そしてその夜、知世子は洗面所で、美雨の名を口にしながら一人で性欲を満たす明彦の姿を目撃する。
結婚して五年、一度も知世子を抱かなかった理由――それは、明彦の心はずっと美雨だけに向けられていたからだった。
「知世子、美雨は一人で帰国して心細いんだ。友人として力を貸しているだけだ」
「わかった」
「美雨の誕生日には一緒に旅行する。昔の約束を果たすだけだ」
「そう」
「今度のパーティーには、人前に出しても恥ずかしくないパートナーが必要なんだ。君より美雨のほうがふさわしい」
「うん。いいよ」
知世子が怒らず、泣かず、何も訴えなくなると、明彦はかえって戸惑った。
「知世子、どうして怒らないんだ?」
当然だった。
知世子はもう彼のもとを去るつもりだったのだから。
とうに見切りをつけていた知世子は、明彦に隠れて英語を学び、IELTSを受験し、密かに海外留学へ出願していた。