元彼との復縁のため四百通の謝罪文を書いた私を皆が笑った――でも今、彼のイケメン社長叔父に抱きしめられて離してもらえません
大魔王
恋愛現代恋愛
2026年10月13日
公開日
3.3万字
連載中
元彼に復縁を求める長文メッセージを送った。
すると彼から返事が来た。
「俺、結婚するんだけど。来る?」
私は一瞬でメッセージを取り消した。
そして送った。
「じゃあ……ご祝儀を包むね」
「一日でも俺を追いかけないと死ぬの?」
「うーん……三千円包む。でも、そのうち一円分は自分で頑張って」
私はショッピングアプリの、あと一円で三千円分を引き出せるキャンペーンリンクを彼へ送った。
そして振り返る。
そのまま彼の叔父の胸へ飛び込んだ。
「叔父様」
「今なら……キスしてもいいですか?」
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九条朔は、三年間彼女をただの家政婦のように扱っていた。
彼女は彼の服を洗った。
薬を用意した。
酒の席では彼の代わりに耐えた。
そして、彼が別の女性たちと親しげにしている姿を、何度も見てきた。
それでも何も言わなかった。
彼女が洗った服を、彼は別の女性へ渡した。
居酒屋では、仲間全員の前で笑いながら言った。
「前にこういうことしたのって、いつだったっけ?」
彼女が彼を平手打ちしたことまで、写真付きでネットに投稿した。
投稿文は――
「こんな女に付きまとわれて困っている」
世間は彼女を「必死に追いかける女」と笑った。
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彼女は三年間、耐え続けた。
けれど。
死んだと告げられていた男が、海外から帰ってきた。
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九条湊は社長室で、古い屋敷の鍵を彼女の前へ置いた。
「今夜から、ここへ戻ってこい」
彼は取締役会で、本家の株式二十パーセントを整理した。
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そして後日。
復縁を求め、目を赤くして立ち尽くす九条朔の前で。
彼は彼女を抱き寄せた。
「礼儀がなっていないな」
「彼女を――叔母さんと呼べ」