作家インタビュー:武内ヤマト——契約によって再び作家の夢が燃え上がったネオページ編集部2024年09月03日

すでに作家としてスタートを切っている方々に、作家生活についてのさまざまなお話を聞く「ネオページ・インタビュー」。
今回は、契約によって再び作家の夢が燃え上がった『武内ヤマト』さんにお話を伺いました。


——まず、自己紹介をお願い致します。

武内ヤマト 武内ヤマトと申します。よろしくお願いします。ネオページ様で小説を書く前は、私自身が戦うロボットが好きなこともあり、他サイトでSFのロボットものを書いていました。


——小説家を目指したきっかけは何ですか?執筆活動で影響を受けた作家や作品はありますか?

武内ヤマト 元々アニメや漫画、特撮が好きだったので自分好みのヒーロー、もしくは主人公だったり、物語だったりを作ってみたくなり、中学生の時に試しにメールで小説を書いていました。そして、それを友達と送り合ってから物語を書くのが段々と楽しくなってきて、未送信ボックスいっぱいに小説を書いていました。今思うとメールで小説を送り合うってあまり友達がいなかった自分にとってはかなり勇気のいる行動だったなと思います。

影響を受けた作品は『東雲侑子は短編小説を愛している』という森橋ビンゴ先生の小説です。SFや今書いている現代ファンタジーとは全然関係のない恋愛小説ですが、初めて何度も読み返した作品です。


——これまでにどれくらいの作品を書かれましたか?特におすすめの作品とその理由を教えてください。

武内ヤマト たくさん書いてきましたが、結局完結できた作品は中学生の時にメールで書いていた二作品くらいです。数を書いても完結まで行く前に他の話を書きたくなる欲が溢れ、別の物語を書き出していました。それくらいアイデアが溢れていたのだと思うと当時の自分が羨ましく思います。

 特におすすめの作品は、やはり今ネオページ様で連載している
 『アルカナキャプチャーと巻き込まれ系主人公』
 ですね。

この物語はタロットカードと魔法少女を題材にしつつ、五つ子のヒロインを書くという初の試みから生まれた作品です。構想自体は高校生くらいの時に練っていたのですが、有名な作品と被ってしまったためwebサイトなどに挙げることはありませんでした。けどネオページ様からのお誘いを受けた時に真っ先に思い浮かんだのがこの作品でした。当時の自分、一番、物語を書くことに喜びを感じていた時期に考えたものなので、今の自分にできる執筆力で再企画しました。まだ物語自体は始まったばかりですが、これからどんどん面白くなっていくので良ければご一読お願いします。


——作品の魅力を表現するために、通常どのような技法や要素を取り入れていますか?

武内ヤマト 五つ子のヒロインズがいるということで、もちろんラブコメや青春要素も入れているのですが、それだけだと魔法バトルの要素が薄れてしまうため、日常シーンは日常シーン、バトルシーンはバトルシーンできっぱりと切り替えているところです。主人公やヒロインズが高校生なので思春期と言いますか、魔法を使って命懸けで戦っていても好きな人はできるし、やりたいこともたくさんあると思うのでそう言った心情なんかも取り入れています。


——今回の連載新作で、読者に特に注目してほしい点は何ですか?

武内ヤマト 未熟者ですが五つ子ヒロインズの書き分けですね。最初の方は無理に全員を出そうとしていましたが、一人ずつ特徴やキャラをはっきりさせるように頑張っているところです。五つ子のヒロインという我ながら手に余る要素を入れたなと思いますが、その分、編集の方やコメントやレビュー、Xで感想を送って下さる読者様のアドバイスを聞いて執筆力に磨きをかけています。
なので、長い目で優しい目で読んでください!


——初期に「ネオページ」とやり取りをしていた際、どのように感じていましたか?

武内ヤマト 最初にお誘いをもらったときは正直困惑もしたし、恐怖もありました。SNSが発達した現代で色んな詐欺やそれ相応しいものの勧誘などが増えてきているので怪しみました。それでも、質問を繰り返しているうちに
「あれ? ここ本当にサイト作ってるな」
と思い、お話に乗らせていただきました。


——「ネオページ」と契約する決め手となったものは何ですか?

武内ヤマト 自分の夢の一つでもある『商業本』に近づけると思ったからです。あとはお恥ずかしい話ですが、単純に『契約作家』という言葉に釣られ惹かれました。


——契約した現在、「ネオページ」との契約の形についてどう評価していますか?もし以前に不安に感じていた点があれば、現在はどのように感じていますか?

武内ヤマト 私自身の筆のスピードがそれほど速くなく、今でこそノルマを達成できていますが、それはあくまで構想段階だったものを再編集しているからであって、新しく書き進めていくとノルマ達成に不安は残ります。しかし、原稿チェックに掛かる時間が最短でも二日、もしくは三日ほどあるのでその時間を使って先を進めて書いているので今のところ問題なく書けています。もちろん、大幅な変更があった際は後ろの変更も大変になりますが、できるだけその章内で解決できるようにしています。


——執筆中に直面する主な悩みや課題は何ですか?逆に、最も楽しいと感じる瞬間はいつですか?

武内ヤマト 五つ子の書き分け方ですね。
漫画やアニメだと同じ場面に複数人の登場人物がいても視覚的に分かるのですが、小説だと文字で伝えないといけないため、なるべく、多くても五つ子の内の三人に主人公で留めようと頑張っています。それでも多いですけどね。
楽しいと感じる時はキャラたちの動きに合わせて文字が溢れてくる時ですね。戦闘シーンだったり、会話のシーンだったりを書くのが好きでついつい長くし過ぎてしまうのが課題です。


——「ネオページ」からどのような支援を期待していますか?現在、「ネオページ」の編集者との交流で感じていることは何ですか?

武内ヤマト その都度サイト内のアップグレードをしてくれているのでどんどん使いやすくなってきていると思います。編集者様との交流も原稿を送る度にアドバイスをいただき、よりよい作品に仕上がっていくのが分かるので嬉しいです。


——一日のうち、どれくらいの時間を執筆に割いていますか?「ネオページ」の契約作家になってから、日常生活と執筆活動のバランスはどのように取っていますか?

武内ヤマト 書ける時間さえあれば書く、と言った感じなので正直なところまちまちです。
アイデアが浮かんだり、頭が冴えている時なら休日だとほとんど一日中執筆しています。平日でも空いた時間、基本的にはお昼の時間に一気に書いていますね。


——周囲に執筆活動を支えてくれる、または応援してくれる人はいますか?応援してくれるファンに向けてどのような言葉を贈りたいですか?

武内ヤマト います。いてくれます。感謝感激です。
ファンになって下さった方々には、まずは必ず完結させます。
最初は読みづらい箇所が多々あると思いますが、それでも読み続けてくれている読者の方に本当に感謝しかありません。

これからどんどん物語は面白く、そして、暑い展開、シリアスな展開、甘酸っぱい展開など様々な展開が待っているのでぜひご期待下さい!
まだ読んでいないという方も一度だけでもいいので読んでみて下さい!


——今後どのような作品に挑戦したいと考えていますか?

武内ヤマト 今まで高校生が主人公の小説しか書いたことがなかったので、大学生だったり、社会人だったりと『大人』の枠組みに入る年齢の主人公を描いた物語が書きたいです。
今は『アルカナキャプチャーと巻き込まれ系主人公』に専念しています!


——小説家としての活動で達成したい目標は何ですか?今回の契約がどのような影響を与えたと思いますか?

武内ヤマト やはり自分の作品が『商業本』になることですね。
今回の契約はまさに夢への情熱を再燃焼させる素晴らしい影響になりました!


——「ネオページ」の今後の発展に対してどのような期待を抱いていますか?

武内ヤマト 他サイトのように有名になって欲しいですね。私もそうなれるように未熟者ものですが助力させていただきます。



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アルカナキャプチャーと巻き込まれ系主人公 アルカナキャプチャーと巻き込まれ系主人公 武内ヤマト 現代ファンタジー | 異能バトル 連載中·8話·27,580文字 最初から読む


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