やめてください、死んでしまいます
完結済·新着更新:·2025年04月17日 18:00
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あらすじ
詳細
400字詰め原稿用紙444枚を脱稿したアマチュア作家・市ヶ谷は、ある朝目覚めると、枕元で男に土下座をされていた。 立派な不審者に自宅に侵入された市ヶ谷は、ひとまず男に声を掛けると、彼は土下座スタイルのまま謝罪するのだ。 「申し訳ございませんでしたあ! あなた様の小説を、  ぜんぶ喰らい尽くしてしまいました!!!」 何を言い出したのかさっぱり分からない市ヶ谷は、しかし、突然の焦燥感に襲われ、脱稿した原稿用紙に駆け寄ると…… そこには、真っ白な原稿が残されていたのだった。 市ヶ谷が次に手を取るのは、ボールペンか三徳包丁か、 手に汗握る男との攻防が始まる───!!閉じる
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ネオ・デビューネオ・デビュー2025-04-16 14:10創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
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そうしてそこには何もなく
そうしてそこには何もなく大学生の長尾は、ある日喫茶店でセーラー服を着た少女の写真を渡された。 それは写真を見せた男、芦倉の亡き恋人『穂月』であった。『穂月』を語る傷心の芦倉の様子を見た長尾は、彼を放っておけず、大学の講義の後に喫茶店で会い、かつての二人の話を聞くようになる。 一方、長尾の通う大学では一部の学生の間で囁かれている噂を、親友の籠澤から聞いた。 『視界の端に影を見る』 長尾は実際に噂の影を見た本田に泣きつかれ渋々と噂を調べることとなり、 そしてその影を、覗いてしまうことになる。 …… それは、セーラー服の少女の姿だった。 (『そうしてそこには何もなく』) 空虚で恐ろしい呪いの一件から一つの季節を経て、長尾と籠澤は新たな怪異に足を踏み入れる。 それは八千代の相談から始まった。 享年四十六歳。八千代 昇は、静かで温厚な男であった。 「深夜にその四辻を通ると、ものすごい形相で襲ってくるらしい」 とある四辻に現れる親同然と思っていた叔父。 なぜそこに、なぜそんな風体で。長尾と籠澤の二人は、昇の謎を解くべく歪んだ四辻へと向かう。 そこに現れたのは、話し通りの昇の陰であったのだが…… 昇を視認した長尾は、得も言われぬ違和感を覚えた。まるで【人】とは思えない悍ましさ。 本当に自分が見たものは『昇』なのか? そして籠澤の傍にいるものの力が解き放たれる─── (『やがて焦げつく』)
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