愛されなかった元妻が、戦地で最強の医師として尊敬されるようになった
連載中最近更新:第十一話 血脈の呼び声2025年10月29日 19:42
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あらすじ
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霜島凛は、超大手医療財閥・神崎家の妻として、息子と夫のために尽くしてきた。しかし、夫・涼介の心は幼なじみの千草美咲に向いており、家族の絆は形だけのものだった。ある日、息子の作文で「本当のお母さんは美咲ママ」と書かれたことをきっかけに、凛は全てを捨てて国際医療援助団体に参加し、戦火のカドビアへと赴く。​​ ​現地で凛は、過酷な環境の中で自らの医者としての使命を見いだし、数多くの命を救いながら強く生き抜いていく。一方、東京に残された涼介は、凛のいない生活の中で彼女の本当の価値と自分自身の過ちに気付き始める。凛の活躍を知り、後悔と共に、彼女を追ってカドビアへと向かう。​​ ​援助活動の中で凛は、現地の医療チームのリーダーである佐藤医師から信頼と好意を得る。涼介は、変わり果てた凛の姿と新たなライバルの存在に直面し、これまでの傲慢な態度を改め、ただひたすらに凛を支える道を選ぶ。爆撃や伝染病の危機、さらには凛を標的とした陰謀の中、二人の関係は「夫婦」から「戦友」へと変化していく。涼介は財閥の莫大な資産を凛の医療基金に提供し、彼女の夢を実現するために尽力する。​​ ​これは、一人の女性が「誰かの妻」ではなく「自分自身」として輝くために戦い、それを失って初めて気付いた男が、執着ではなく「尊敬」という真の愛を学び、新たな関係を築いていく再生の物語である。​閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2025-10-29 19:42ネオ・デビューネオ・デビュー2025-10-29 19:41作者のひとりごと作者のひとりごと
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