霊和幻異譚 星羽根と黒牙
連載中最近更新:第5話「災厄の聖女」 2025年11月27日 02:00
54人気36,061字
最初から読むブックマーク応援する
あらすじ
詳細
――あらすじ――** 石山県――かつて“野花と野薔薇”の怪異騒動が語り継がれた土地。 その山中に、ある日突然、青白く揺らめく異世界ゲートが出現した。 石山県庁は「石山歪曲現象」と名づけ封鎖したが、周辺では影が逆さに動く、見えない羽音が聞こえるなど、説明のつかない怪異が連続して発生する。 黒須高校のオカルト研究同好会に所属する高校生―― 天真爛漫な少女 星羽根(ほしばね) と、寡黙で鋭い勘を持つ少年 黒牙(くろきば)。 ふたりはゲートの出現以来、夜の校舎や田舎町周辺で囁かれる奇妙な噂を集め始める。 それはもはや怪異談ではなく、異界が現実に干渉している証拠だった。 ◆ 異界の住人と同じ形の影を引きずる少女 ◆ 天井を這う何かの羽ばたき音 ◆ ゲートから漏れ出した黒い牙のような霊獣の目撃談 ◆ 星の粉のような光をまとう失踪事件 彼らが語り合う“異界談”は、次第にただの怖い話では済まされなくなり、 話した怪異談が そのまま現実に出現するという因果が浮上する。 やがて、星羽根と黒牙自身にも、怪異の影が忍び寄る。 ふたりは気づく。 ――前作“野花と野薔薇”で起きた怪異は、すべてこのゲートからの前兆だった。 そしてゲートの向こうから、ふたつの名を持つ存在がこちらを見ている。 「物語を語る者が、次の怪異を呼び出すのだよ」 星羽根と黒牙は、語れば現れ、黙れば近づくこの“異界談”の呪いを解き、 石山県に広がる幻異の真相に迫るが―― 最も恐ろしい怪異は、まだ物語の外側で息を潜めていた。閉じる
応援チケット
作品アチーブメント
ネオ・デビューネオ・デビュー2025-11-27 00:00作者のひとりごと作者のひとりごと2025-11-27 00:00創意工夫ありし者創意工夫ありし者
コミュニティ (0)
目次 (5)
しおり
つけとレビュー