あらすじ
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別れてから何年も経ったある日、私は医学部教授になった元カレを呼んで、ベッドの組み立てを手伝ってもらった。 ベッドを組み立て終わったあと、私は「このベッド、試してみる?」と聞いた。 彼は同意した。 ベッドの上で、私たちの体は昔と変わらないほどぴったり合っていた。 けれど、そのあと彼の様子がまるで壊れてしまったみたいだった。 突然私をブロックし、メッセージで「幸せになってくれ」と送り、私を見る目は、触れてはいけない禁忌でも見るかのようだった。 我慢できなくなった私は彼を呼び出して話し合おうとした。 すると私が問い詰めた瞬間、彼は突然キスしてきたかと思えば、熱した鉄に触れたかのように私を突き飛ばし、そのまま大雨の中へ走り去ってしまった。 さらにとんでもないのは、私の後輩であり、彼のインターンでもある鈴木が、神妙な顔で私に警告してきたことだ。 「理穂先輩、高橋教授は……もしかしたら結婚詐欺を企んでいるかもしれません。くれぐれも気をつけてください。」 私:??? それから鈴木が海外から帰国したある日、病院の廊下で高橋を待ち伏せし、悲痛な声で訴えた。 「教授!どうか理穂先輩を放っておいてください!それと……僕に対しても、あんな困るような接し方はもうやめてください!」 廊下の入口で立ち聞きしていた看護師は、手に持っていたカルテを床にばらまいた。 高橋の顔は真っ青になり、周囲の奇妙な視線の中で、鈴木に向かって九十度の深いお辞儀をした。 「すべて私の責任です。佐藤さんに一方的に執着していたのは私です。私は辞職して、この病院を去ります。」 私はこの二人の男を家に連れ帰り、ようやく真相をつなぎ合わせた。 私のあの頭脳明晰な元カレは、ある朝、鈴木が私のマンションから出てくるのを見てしまい、私と後輩が付き合っていると固く信じ込んでいた。 そして数か月もの間、自分を責め続け、「自分は卑劣な間男だ」と思い込んで苦しんでいたのだ。 一方、私の後輩のほうはというと、 自分の教授は、叶わない恋を抱えた同性愛者で、私を隠れみのにしようとしているのだと信じていた。 その後、誤解が解けた高橋は、「第三者」という重たいレッテルを脱ぎ捨て、前にも増して私にべったりになった。 病院では冷静沈着な天才外科医の教授? ――今は私の腕の中で、もっとキスしてほしいと甘えているけれど。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-03-17 18:45ネオ・デビューネオ・デビュー2026-03-17 18:44作者のひとりごと作者のひとりごと
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