元夫の身代わり花嫁になった私を、彼は姉のために我が子まで奪った
完結済最近更新:第31話 番外:第三者(5)2026年07月14日 11:08
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あらすじ
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綾瀬紗耶は、一度死んだ。 病院のベッドの上で。 夫・一条隆一が義姉と共に慈善晩餐会へ出席していた、あの夜に。 二人目の子どもを失い、看護師が何の感情も見せずに点滴の管を抜いた、その瞬間に――彼女の人生は終わった。 けれど、神様は彼女にもう一度だけ、やり直す機会を与えた。 戻ったのは、すべてが始まった日。 義姉・一条栞がパリから帰国した歓迎会の夜。 紗耶は見ていた。 夫が栞のために自らエビの殻を剥き、酒を注ぎ、優しく微笑む姿を。 そして栞は、穏やかな声で彼女に告げた。 「隆一はあなたなんて愛していないの。彼が必要としているのは、ただの飾りの妻だけよ」 前世の紗耶なら、泣いていた。 けれど今回は違う。 彼女は静かにスマートフォンを取り出し、録音機能を起動した。 もう二度と、誰にも人生を奪わせないために。 証拠を手に入れ、すべてを捨てて去ろうとしたその時―― 彼女は自分が妊娠していることを知った。 そしてその小さな命は、義姉が次に狙う標的となった。 そんな彼女の前に、一人の男が現れる。 彼は、彼女が十六歳の頃から知っている幼なじみ。 病院で絶望の底にいたあの日、唯一彼女のもとへ駆けつけてくれた人。 夕暮れの中、真っ直ぐな瞳で彼は言った。 「俺の未来の計画には、ずっと君がいた」 その後。 紗耶が手掛けたジュエリーコレクションは、フランスの名門ブランドに認められた。 そして彼女のもとへ、パリで働くための招待が届いた。 悠斗は微笑んだ。 「行っておいで」 「どれだけ遠くへ行っても、君が振り返った時……俺は必ずここにいる」 一年後。 京都の神社。 桜が舞い落ちる参道を、紗耶は自らデザインしたウェディングドレスで歩いていた。 その先で待っていたのは、悠斗だった。 彼は彼女の手を取り、優しく告げる。 「君の春を取り戻すために――俺はきっと、この瞬間のために生まれてきたんだ」 その時、紗耶はようやく理解した。 人生に現れるすべての人が、あなたに痛みを教えるために存在するわけではない。 中には、こう伝えるために現れる人もいる。 ――春は遅れてやって来ることがあっても、決して失われることはない。 閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-07-14 11:08ネオ・デビューネオ・デビュー2026-07-10 18:42作者のひとりごと作者のひとりごと
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