あらすじ
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「これから外では、俺が君を守る」 「誰かが君の悪口を言ったら、俺が必ず言い返す」 「でも……家にいる時だけは」 「毎日、少しだけ俺を抱きしめてくれないか?」 それが、光代が新婚五日目に提案した契約だった。 彼女は思っていた。 これはただの取引なのだと。 自分は彼を守る。 その代わりに、抱擁をもらう。 自分が寄り添うことで、彼から温もりを受け取る。 そういう関係なのだと。 けれど彼女は知らなかった。 自分が「もう長く生きられない」と思っていたその男は―― 最初から病気などではなかった。 ただ、真実を伝えられなかっただけ。 もし本当のことを話してしまったら。 彼女はもう、あんなにも優しく自分を見てくれなくなると思ったから。 彼は覚えていた。 彼女が少しだけ長く眺めていた木彫りのウサギ。 次の日には、それを買って彼女の枕元へ置いた。 彼女が眠った後、こっそり電話をかける。 健康診断の証明書を用意するよう、誰かに頼んでいた。 そして彼女が涙を流しながら、 「絶対に長生きしてね」 そう言った時。 彼はただ、彼女をもっと強く抱きしめた。 契約から、本当の想いへ。 嘘から、素直な告白へ。 「君が必要なんだ」 から―― 「君を愛している」 へ。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-08-07 19:10ネオ・デビューネオ・デビュー2026-08-07 19:10作者のひとりごと作者のひとりごと
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