あらすじ
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結婚して十年。 第二子となる双子を妊娠した日。 私は病院で、夫の愛人と出会った。 彼女も妊婦健診に来ていた。 そして――。 彼女のお腹は、私よりも大きかった。 夫は、私のために用意されていた産後ケア施設の枠を彼女へ譲った。 愛人は私の席に座り、私のために準備されていた燕の巣を口にしていた。 その時。 九歳の息子は、彼女を守るために私を押した。 私はソファへ倒れ込み、流産の危険を抱えて三日間入院した。 それでも夫が最初に聞いたのは――。 「慰謝料はいくら欲しい?」 という言葉だった。 私は二億円を受け取り、離婚届に署名した。 二人の子供を連れて横浜へ移り、姓も旧姓に戻した。 その後。 彼の会社は倒産した。 愛人は去った。 そして息子は、走り去る車を追いかけながら叫んだ。 「ママ……!」 私は車の窓越しに、必死に追いかけてくる彼の姿を見ていた。 けれど――。 私は一度も振り返らなかった。閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-08-24 17:04ネオ・デビューネオ・デビュー2026-08-24 17:03作者のひとりごと作者のひとりごと
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