黒川社長、その署名で親権を失います
連載中最近更新:第15話 彼らはキスをしていた2026年09月17日 11:42
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あらすじ
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日和には、結婚生活にまつわる二つの秘密があった。 一つ目は、黒川家が彼女を嫁として認めていないこと。 一族は理玖を騙し、本人がそれとは知らないまま、結婚前に離婚合意書へ署名させていた。 二人の結婚に許された時間は、わずか七年――。 そして、もう一つは……日和が理玖に隠れて、娘を産んでいたことだった。 結婚して七年。理玖は、自分に五歳になる娘がいることを知らない。 七年ものあいだ、ひたすら尽くし続ければ、いつかは彼の冷え切った心も溶かせる。日和はそう信じていた。 しかし、離婚合意書が効力を持つまで、あと三か月。 そのとき初めて、日和は夫にも秘密があることを知る。 ――理玖が愛していたのは、弟の婚約者だった。 この七年間、彼に捧げてきたすべてが、まるで滑稽な茶番だったかのように崩れ落ちていく。 心が完全に死んだ日和は、娘の存在を明かさないまま、きっぱりと離婚を選んだ。 やがて彼女は、誰からも見下される専業主婦から再び頂点へと返り咲き、最年少の医学賞受賞者となる。 その頃になってようやく、かつて日和を顧みようともしなかった理玖は思い知った。 彼女がずっと前から離婚を決意していたことを。 そして今はもう、自分など少しも必要としていないことを――。 さらに、隠されていた娘の存在まで世間の知るところとなる。 これまで誰にも執着したことのない冷淡な男は、大勢が見守るなか日和の行く手を塞ぎ、噛みつくように問い詰めた。 「離婚して、子供だけ連れていくつもりか? 日和、俺に死ねと言ってるのか」 日和は娘の手を握り、淡く微笑む。 「よく聞いて。この子は私の娘よ――黒川の姓は、名乗らせない」閉じる
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創意工夫ありし者創意工夫ありし者2026-09-17 11:42ネオ・デビューネオ・デビュー2026-09-17 11:41作者のひとりごと作者のひとりごと
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