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第14話 秘密の告白にアリアは一家に一台

 俺は、考えの末アリアを従者として置くことにした。アリアは火魔法 水魔法のスキルを持っておりメルヴィスの娘とあって色々優秀だとはわかった。



 まー今はその優秀な姿ではなく、色々なことに興味を持って騒いでしまう年相応の女の子だ。


 この親子は仕事をしている時のギャップがなかなか激しい 見ていて飽きないな。


 さて、こんな俺に従者として従ってくれるなら俺も、ユニークスキルのことを説明しようか。


 これから、たくさんのスキルが必要になるからな メルヴィスの鑑定の力は今の俺には必須だ。


 メルヴィスには有能なスキル持ちを紹介してもらいたい 来客などの対応で様々な人に会うメルヴィスは、たくさんのスキルを、見る機会があるはずだ。


「その、いいかな?二人には話しておきたいことがあるんだがいいかな?メルヴィスが俺には特別な力があると思ってるみたいだからそれを話そうと思う」



 二人は、真剣な顔になりアリアもさっきのゆるい空気から、仕事モードに一瞬で切り替わった やはり親子揃って優秀だよ 俺には勿体無い。


「俺が持つスキルはスキルはスキルであってスキルじゃない 多分スキルより上の存在に当たるユニークスキルってやつだ これはスキルとして判断されないため鑑定では確認出来なくて、俺は能無し扱いになったがな」


 二人はなんとも言えない辛い表情で、こちらを見つめる 今の俺は、例え周りが能無しと貶めようが信じて着いて来てくれる二人がいるなら大丈夫だと確信している。


「このユニークスキルだがスキル名はスキル喰らい(スキルイーター)と言って他人やモンスターのスキルを奪い自分のスキルにすることが出来る。

 条件も色々あるがな 更にスキルを組み合わせ合成することにより新たに強力なスキルを作り出すことが出来る。

 今はまだ色々検証中だが 俺のスキルが増えたり アイテムボックスなんていう貴重なスキルが手に入ったのはこの力のおかげだ 二人には、今後有能なスキル持ちを見聞きした時は俺に教えて欲しい。 

 俺自身が強くなるためにたくさんのスキルが必要なんだ いずれ俺はここを出なくては行けないが、それまでになるべく有能なスキルがほしいので協力して欲しい」


 俺はユニークスキルの説明をし、協力してもらうために頭を下げた。


 そして、アリアが秘密基地に住み始めて10日たった。最初は従者としてどう扱っていいかわからず アリアも、なにをしたらいいかわからず微妙な距離感だった。



 三日目にこれは、駄目だなと思いアリアと話し合うことにした。


 そこで決まったことは、とりあえず従者としての行動は一旦忘れて、年の近いこともあるし一緒の生活を協力して快適にしていこうとなった。


 そこからは、色々あった 色々あったんだよ


 まずは部屋が寂しいので家具を揃えていこうということで 夜に森に出ては風魔法で木を伐採 使いやすいサイズに揃えた後、アイテムボックスに収納。


 最近は夜も冷えてきたのでモンスターを狩り アイテムボックス内で解体をして毛皮や肉などの確保もちろんスキルの収集も忘れない


 持ってきた木材や毛皮でアリアはこちらが知らぬ間にベッドやソファー タンスなどを作って、部屋にも彩りが出てきた。


 次にこれがある意味問題ではあるんだが、アリアの持つ 水と火の魔法でお風呂が入れるようになったが、アリアはまだ羞恥心がないらしく俺が歳下だからと体を洗ってあげると一緒に入りたがるのだ。


 年は今は、10才とはいえ 前世の年も合わせれば完全にアウトであろう アリアも、まだまだ未成熟とはいえ、今は成長期で色々育ってきている おっぱいではないがちっぱいでメルヴィスはおっぱいなんで期待大だろう。


 そんなアリアの、意識のない誘惑に負けない日々を過ごしていたらメルヴィスが 『責任さえおとりいただけるならレイ様次第ですよ』と囁かれてしまう。


 バレてらー 誘惑に実は負けそうになってしまっていることを


 そんな日々を過ごしながら普通はあり得ない快適な生活に変わりつつある。


 従者とかいぜんに俺がすでにアリアなしではだめになってきているな アリア恐るべし

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