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第一話 演目 確実参上発火印!

 心に絆を取り戻すした星々ひかるは、発火印の格納庫に来た!

 発火印は出撃ハンガーで待機をしている、愛機に向かって走り出す!

 急いで発火印の操縦席へと飛び込んだ!


「ひ、ひかる!? 大丈夫なのか!?」

「ああ! なんかよくわからんけど、皆が元気になった!」

「あの解析不能の光の力か?」

「今何が起きているんだ?」

「何やら異世界の戦士が、我々の手助けをしてくれているらしい」

「へっ! そいつはありがたいけど、自分の世界は自分で守るぜ! そうだろう発火印!」

「ああ! いくぞひかる! 緊急発進だ!」


 一方その頃、外では戦艦ビッグバンと共に、真っ二つになったはずの、ブラックホール軍の指揮官のグラヴィティが生きていた!


「むはははははは! 残念だったな! 我は発火印の力でなければ倒す事は出来んぞ! そして! 無人機共も同じ事よ!」


 断絶丸の攻撃で切り捨てられた無人機が再生していく!

 だがその時! 地球防衛委員会の本部から、希望の星が戦場に駆け付けた!


「星々の光を奪おうとするブラックホールの力! それを阻止する為に私は来た! 確実参上! 発火印!」

「何!? 何故発火印が! それに出力が下がっていない、星々ひかるが復活したのか!」

「俺の親友を攻撃しやがって! ぜってぇ許さねぇ!」

「む! ひかる! 今なら最大出力の発火印ソードが使える!」

「なら行くぜ! 発火印ソード! 今回だけは怒り爆発だ! 親友傷つけやがってぇぇぇぇ!」


 左ひじに仕込んでいた刃の無い剣を高く掲げる!

 掲げた瞬間、柄から剣が飛び出してきた!

 発火印はソードを構えた!


「奥義! 緊急斬りいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」


 発火印の一振りは、襲撃してきたブラックホール軍を、剣の衝撃波で全て薙ぎ払った!


「ば! バカな! わ――」


 ブラックホール軍は跡形もなく消えたが、大地や植物、周りの景色はそのままだった。


「は、発火印……なんか凄い威力なんだけど」

「あ、ああ……未来のひかるが想定した以上の力だ、こ、これはいったい?」

「お、お前……オーバフローとかは? てか、いつもなら、周りに気を使ってたよな?」

「大丈夫……だ、ブラックホール軍だけを消したらしい」


 困惑している発火印と星々ひかる、それを見て鏡達はその場を去ろうとした。


「ふっ、良き絆だ」

「んじゃ、帰ろうぜ鏡」


 発火印が鏡達が去るのを感知して、慌てて止めた。


「まっ、待ってくれ異世界の戦士よ!」

「そうだぜ、お礼くらいさせてくれ!」

「すまないな少年、あまり長いするわけにはいかない」

「なら時間かけないからさ、ちょっと降りてきてくれよ」

「鏡、まあここは降りてやろう」

「仕方ない」


 鏡と星々ひかるは、お互いの愛機から降りてきた。

 鏡は星々ひかると同じ目線で話すために、しゃがんだ。


「ありがとうな、お兄さん、おかげで助かったぜ」

「いや、導きにより来たまでだ」

「とりあえずこれを貰ってくれよ」


 星々ひかるは、ほうき星をモチーフにしたバッジを鏡に渡した。


「これは?」

「地球防衛委員会の特別隊員のバッジさ、助けてもらったんだ、お兄さんがピンチの時は俺達が助けに行くぜ! なあ! 発火印!」

「ああ、君達が危機的状況の時、私達が必ず助けに行こう、いや、危機的状況になる前にだな」

「これはありがたく貰っておくよ」


 鏡は貰ったバッジを付けた後、断絶丸に乗り込む。


「あ! お兄さんの名前は!? 俺は星々ひかる、こっちは発火印だ!」

「俺は鏡! この機体は断絶丸だ!」

「さよなら! 鏡お兄さん! 断絶丸!」

「さらばだ、異界の戦士よ、機会があればまた会おう!」


 断絶丸は光に包まれて、その場から居なくなった。


『ついにブラックホール軍が捨て身の攻撃に出た! 命を賭けた攻撃に! 再び星々ひかると発火印はピンチに! 次回最終回! 未来緊急ロボ! 確実参上発火印は! 皆の絆で大勝利! 発火印! 俺はお前を必ず創るからな!』

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