縁達は遊園地内のベンチに座って、鏡を待っていた。
製作人の方々と話すとの事、3人は談笑して待っている。
そろそろお昼時という頃、鏡がやってきた。
「……メニューでパーティー内だけの……音声切り替えます」
「ああ」
「とりあえず、主人公の危機を救った勇者の登場だね~」
「鏡、どったのさ? 何かあったん?」
「ぐっ! くううぅぅ!」
「え゛!? 泣いてる!?」
「当時の声優陣と製作陣じゃねーーーーーーかああぁぁぁ! バッジ貰ったああぁぁ! リアルサイン郵送おおぉぉぉぉ!」
感情が爆発した鏡の叫びだった。
「うお! ビックリした」
「もう引退している人や、別の会社に転職した人や……ぐおおおぉぉぉぉ!」
「うんうん、考えたら感情壊れるよね」
「実は! リメイク! 集った!」
「ふむ、リメイクするから製作スタッフが集まってたと、んで、今回サプライズ企画を誰かが持ち込んだんだろうね~」
「リアル斬銀さんかもな」
「世界で! 俺だけ! 公式じゃないけど! 公式の人達!」
「公式全面協力二次創作って、まずないよね」
「鏡から聞かされてるけど、製作人の方々ってフットワーク軽いらしいのよ」
「へー」
「長! ゴホゴホ! 縁兄さん!」
「鏡さん落ち着いて、それにパーティー会話だからリアルネームでも大丈夫だ」
「ありがとう! 俺! 今度! 何か! 絶対する!」
「こりゃ落ち着くまで待とうか」
いい時間という事で、昼食を食べる事にした縁達は、ログアウトをした。