じゃあね
またな
言いたりないことばかりのまま
ばいばい
ほらさ
星屑ばらけて
どれが どれと 結びつくんだっけ
どこが どんな 絵になる
星座は占いで詳しくなっても
ちゃんと空で確認していなかった
もっと話したい
もっと
つぶれそう
一回だけ
振り返った
だって閉まる音が聞こえなかったから
振り返って
目をこらす
玄関ドアの前で
きみは逆光にシルエットだった
これで何度目だろう
でも
いつも考えていた
これが最後になるしもしれない
きみを家まで送るのは
でもまた
言えたな
ばいばい
またな?
次に会うときまでに
ひとつくらいは星座ちゃんと覚えて
ホラ
星
あれと
それと
これで
宇宙を切り取ってみたいと思った