目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

67話:エルアーラ遺跡へ

 空の色は青みを深め、陽射しにも熱を帯び始めた朝。軍服ではなくいつもの仕事着に着替えたライオン傭兵団は、宿の外に出た途端、物凄くレアな光景が寝ぼけ眼に飛び込んできた。


「……!?」


 皆は揃ってゴシゴシと目を擦る。そして前方を、目を凝らして再度見る。

 腕を組み、ツーンとそっぽを向いているキュッリッキ。そのの足元に、ベルトルドとアルカネットが土下座して、なにやら頼み込んでいるのである。

 その異様な光景はライオン傭兵団のみならず、遠巻きに事態を見守っているダエヴァたちの心を不安に陥れていた。なにせ、ベルトルドとアルカネットが、少女の前にひれ伏しているのだ。


「一体、何事ですかぃ?」


 恐る恐るギャリーが問うと、目を腫れぼったくさせたキュッリッキが「ムッ」と睨みつけてきた。顔が美しいだけに、その鬼迫に恐れ仰け反る。


「リッキーに遺跡までの乗り物を、召喚してもらおうとお願いしているんだ…」


 顔を伏せたまま、ベルトルドが弱々しく言った。なんだか肩のあたりに、雨雲が垂れこめているような錯覚を覚えてしまう。

 いつもならベルトルドやアルカネットの頼みを、二つ返事で快く引き受けているのに、今日に限ってこの態度。


(まあ、無理もねぇやなあ……)


 頭をガシガシ掻きながら、ギャリーはゲッソリと薄笑いを浮かべた。

 昨夜のサンルームでの出来事は、この場にいる全員に筒抜けだった。その後のキュッリッキの大泣きと大暴れも宿中に木霊していて、ご機嫌ナナメなキュッリッキの態度もよく判っている。

 一晩中大声で泣き喚き、やがて疲れてキュッリッキが眠ったのが明け方頃。また怒り出さないかと不安で、ベルトルドとアルカネットは寝ることができなかった。

 時間通りに集まってはいたが、キュッリッキは目を腫れぼったくしており、寝てもおさまらない怒りに包まれた表情で大むくれである。

 このままだと、一向に事態が進まないと判断したカーティスは、


「でしたら、ベルトルド卿の超能力サイを使って、転移で全員運んでいただくとかはどうでしょうか?」


 との案に、ベルトルドはゆるゆると顔を上げて振り向く。


 ――む、無理だ……!


 振り向いた肩ごしのベルトルドの顔を見た一同は、カーティスの案は答えを聞く前に却下だと悟った。

 目の下には薄らと隈が浮き上がり、疲労困憊を隠そうともしないほど満面を覆っている。そして同じように振り向いたアルカネットも同様で、額に赤い痣も出来ていた。何かが直撃した痕だと察しはつく。

 超能力サイは精神力を源とする。空間転移も念力も、今の状態で使わせるのは酷すぎた。たとえ行使しても、座標がずれてドコへ飛ばされるか見当もつかないので怖い。


(この状況を打破する、何かいい案はないものか…)


 カーティスが腕を組んで考え始めたとき。


「リッキーさん」


 そこへ静かな声で呼びかけられ、キュッリッキの表情が瞬時に変わる。ピクッと肩を震わせ、腕を解き、怒りを引っ込めた顔を向ける。


「お仕事ですし、移動できるものを召喚してください。お願いします」


 穏やかにメルヴィンに言われて、キュッリッキはコクコクと素直に頷いた。そしてじっと前方を見据えると、キュッリッキの求めに応じて、何もない空間から巨大な白い鳥が飛び出し姿を現した。

 真っ白で鷲のような巨鳥は、大きな脚で地面を踏みしめ立つと、その背はゆうに宿よりも高い。


「ありがとうございます」


 にっこりとメルヴィンに言われて、キュッリッキは腫れぼったくする目元よりも、さらに顔を紅潮させて、照れながらモジモジと身体を揺する。


 ――愛のチカラってスバラシイ!


 ダエヴァも含め、この場にいる殆どの者が――ベルトルドとアルカネットとザカリーは除く――そう胸中で感極まって叫ぶのだった。

 ベルトルドとアルカネットはようやくのろのろ立ち上がると、さらに疲労を滲ませた顔を見合わせ、揃ってため息をついた。

「認めたくはないがメルヴィンに負けている!」そう2人は心の中で悔し紛れに拳を握った。メルヴィンに対する嫉妬ゲージはウナギのぼりだ。

 目の前の大きな鳥をつくづくと見上げると、ベルトルドは少し首をかしげた。その背には、大人が余裕で30人は足を伸ばして乗れそうなほど広いのである。


「なあリッキー、ちょっと大きすぎやしないか?」


 思ったまま率直に感想を述べると、ものすごい剣幕で睨まれて首をすくめた。

 メルヴィンに対しては即乙女モードにチェンジするが、ベルトルドへのお怒りはまだ解けていないようだ。なにせ、メルヴィンとの初キッスのチャンスを奪ったのである。そう簡単には許してもらえそうもなかった。


「と、取り敢えず出発するぞ……」


 やや消沈したような声で皆を促すと、乗りやすいよう鳥が姿勢を崩してくれた。皆が乗るのを見つめながら、「この鳥は人語を理解できる知能があるのか」と思い、ベルトルドは鳥の嘴をポンポンッと叩く。


「北へまっすぐ飛べ。1時間ほどで着くだろう」


 すると鳥はちらりとベルトルドを見て、了解するように小さく鳴いた。


「リッキー以外の人間とも、意思疎通できるのか。感心だ」


 満足そうに呟き、ベルトルドは最後にふわりと鳥の背に飛び乗った。


「こんな図体のデカイ鳥で近づいて、遺跡から見つかりやしませんかね?」


 鳥の背に胡座をかいたギャリーが、前に立つベルトルドを見上げる。


「見えないようにアルカネットが魔法をかける。だが、超能力サイがあると透視してしまうだろう。まあ、遺跡まで着ければ問題ない」

「了解っす」

「出発だ」

「行こう、ベルヴェルク」


 ベルヴェルクの頭の上に座ったキュッリッキに促され、ベルヴェルクは大きな翼を広げる。音もなくふわりと地面から脚を離し、軽やかに大空へ飛び立った。




「遺跡へはまず、俺とアルカネットが先に入る。リッキーに合図を送るから、そしたら貴様たちは正面から堂々と遺跡に入れ」


 風にマントを激しくなびかせながら、ベルトルドは腕を組んで立ったまま正面をじっと見ている。

 鳥は高度千メートル付近を静かに飛んでいた。背からずり落ちないよう、皆自然と中央に集まって座っている。遮るものが何もないから直接風が吹き付けるので、シビルやハーマンなど油断すると風に攫われそうだ。


「エルアーラ遺跡って、具体的にはどんな遺跡なんですか? 外観写真を一度見たことがあるんですが。どうみても何もない、真っ黒な地面に四角い穴があいてるだけとしか…」


 短い脚を伸ばして座っているシビルが、顎に指を当てて考え込む。公式に出回っているエルアーラ遺跡の写真はそれのみで、中の写真やデータは一切公表されていない。


「遺跡は地中に全て埋まっている。四角い穴は、いかにも風に人工で開けた入口だ」

「ほほお……」


 いかにも風、というところがいかがわしすぎた。


「とにかくな、デカイ。このモナルダ大陸の三分の一の地中は、全てエルアーラ遺跡と思っていい」


「なんだってえええええ!?」と驚くライオン傭兵団の声が、青空に響き渡る。キュッリッキは思わず、下を覗き込んでしまったくらいの衝撃の事実だ。


「さまよい過ぎて迷子になるなよ? 探すのも大変だからな。――ていうか、迷ったらリッキー以外はほっとく」

「どんだけ広いんですかそれ……ていうか、オレ達も助けて下さいって」


 ルーファスは腕を組みながら想像を広げる。しかしさっぱり思い浮かばなかった。


「それから注意してもらいたいのが、遺跡内の自動防衛システムです」


 キュッリッキの真後ろに座りながら、アルカネットが一同を見渡す。


「遺跡の内部はハーメンリンナにあるような、近未来的な設備が整っています。恐らくソレル国王たちは、その全てを掌握しきれていないでしょう。中はとにかく広いのです。私たちでも管理しきれていない部分が多々ありますから」

「超古代文明の遺物だ。俺たちのいるこの時代の文明よりも、遥かに高度な文明だったそうだからな。ケレヴィルの連中もまだ、調査開拓出来ていないエリアもある」


 アルカネットの説明を受け、ベルトルドが補足した。

 ハワドウレ皇国の皇都イララクスにあるハーメンリンナは、巨大で広大な城壁に囲まれた街である。街の機能はほとんどが超古代文明の遺跡を改築して使っているのだ。

 今から1万年前の昔を、先史文明、超古代文明と呼び表している。

 ハーメンリンナにあるゴンドラシステムも、城壁の壁面を覆う温度調節機も、電気もカメラも映像伝達技術も何もかもが、超古代文明の遺物を発掘して使っていた。そして世界各地にある転送装置エグザイル・システムもまた、超古代文明の遺物なのではないか、とも言われていた。もっともエグザイル・システムに関してのみ、断定は出来ないという研究者も多かった。

 機械工学の〈才能〉スキルを持つ研究者たちにより、そうした超古代文明の技術を解明研究し、復活させて利用している。それらの遺物は、現在の技術では到底作り出せないものばかりだという。

 1万年前に世界は一度滅び、9千年の空白の時を経て、およそ千年前から今の時代に繋がり、あらゆる事柄が伝えられるようになったと歴史学者などは公表していた。

 超古代文明時代の遺物であるエルアーラ遺跡。

 遺跡は今から10年ほど前に、アルケラ研究機関ケレヴィルの研究員シ・アティウスが発見した。そこからずっとケレヴィル管轄のもと調査は行われている。ケレヴィルの管轄に置かれた時点で、詳細が公に知らされることはない。


「ベルトルド卿は、エルアーラ遺跡がどんなものか、知っているんでしょうか?」

「知ってる」


 淀みなくあっさりと返答が返ってきて、カーティスは鼻白んだ。ベルトルドはケレヴィルの所長も兼任している。当然詳細は知っているだろう。カーティスが聞きたかったのはそういう意味ではないのだが、ベルトルドは見透かした上で、必要以上のことは言わなかった。


「だから戦争などという小細工を弄してまで、取り返しに行くんだ」


 尊大な態度でキッパリ断言する。


「アレは俺のだいじな玩具だ。ジジイどもを叩きだして、アレで遊ぶんだ、俺は」


 それ以上は教えてやらん、とベルトルドは口を閉じた。



* * *



 ソレル国王は黄ばんだ紙束を丁寧にめくった。ソレル国王メリロット王家が先祖代々受け継いできた文献である。

 そこには1万年前にあった惑星ヒイシの歴史と、ヴィプネン族の種族統一国家を治めてきた、ヤルヴィレフト王家のことが記されていた。

 メリロット王家は元々ヤルヴィレフト王家の分家筋で、現在唯一ヤルヴィレフト王家の血筋を細々と受け継いでいる。そしてソレル王国の建つ地は、かつてヤルヴィレフト王家が治めていた、神王国ソレルの首都があった場所だ。

 文献に書かれていることは、もう何十年も読み込んできていた。今では暗記できるほどに。


「あの召喚士の少女を手に入れれば、我が長年の望みが叶い、神王国ソレルが復活するのだ」


 神々の世界アルケラから、神獣を一度に沢山召喚してみせたキュッリッキという娘。自国で保護をしている召喚〈才能〉スキルを持つ者たちには、けして出来なかったことを、あの娘はいとも簡単にやってのけたのである。召喚士としての素質が素晴らしく高い証拠だ。


「それにしても、不甲斐ない者ばかりで立ち行かぬ」


 キュッリッキを手に入れるために放った傭兵たちは、ことごとく失敗している。そしてハワドウレ皇国の軍総帥が、エルアーラ遺跡に乗り込んでこようとしている情報も掴んでいた。

 件の召喚士の娘を伴って。


「まあ、ここで手に入れれば良いだろう。もうすぐだ」


 ソレル国王は文献を閉じると、丁寧に箱にしまった。そして顔を上げる。目の前の巨大なスクリーンには青い空が映っている。いっけん何もない空だが、ソレル国王には視えていた。

 なぜならソレル国王の〈才能〉スキルは、超能力サイだからだ。



* * *



「なんだろ、真っ黒な地面が見えてきたよ」


 ベルヴェルクの頭の上に座っていたキュッリッキが、前方を指差して叫んだ。


「あれが、エルアーラ遺跡の入口がある場所だよ」


 頭上からベルトルドの優しい声が降ってきて、キュッリッキは見上げながら小さく頷いた。

 そこはまるで、かのナルバ山のような草木もないだだっ広い地面が広がっていた。遠目からは、ただの真っ黒な大地にしか見えない。


「ソレル国王の〈才能〉スキル超能力サイだ。恐らくアルカネットの魔法を見透かして、俺たちを見つけているだろう」


 何でもないようにごく普通に言われて、皆ギョッと目を見開く。


「マジでー!?」と騒ぐライオン傭兵団を、ベルトルドはぷちっと叱り飛ばす。


「耄碌ジジイの超能力サイなんぞたかがしれとるわ! 騒いでないで戦闘準備をしろ、大馬鹿者どもが」

「はひっ」


 首をすくめた皆は、慌てて戦いの準備を始めた。


「ベルトルド様、そろそろ」

「おう」


 アルカネットに促され、ベルトルドは頷いた。


「リッキー、俺たちが出たあと合図を送るから、そうしたらあの四角い場所に降りて、みんなと中へ入りなさい」

「はい」


 今度は素直に返事をしてくれたことに安堵してベルトルドはにっこり微笑むと、鳥の背を蹴って後ろ向きに宙に飛び出した。アルカネットも躊躇なくダイブする。

 ギョッと驚く皆に不敵な笑みを送り、ベルトルドは宙で身体を反転させると、落下スピードに身を任せ、マントを翻しながら四角い穴を目指して降下していった。

 すると四角い穴の中から軍服をまとった複数の男たちが現れ、ベルトルドとアルカネットに向けて発砲を開始した。それについてライオン傭兵団の皆は心配しておらず、逆に「ご愁傷様……」と敵に合掌を送っていた。

 ソレル王国の軍服を着ていることを確認したベルトルドは、片手を上げてアルカネットに合図を送る。アルカネットは「はいはい」と呟いて、イラアルータ・トニトルスの雷撃で攻撃した。

 晴天から紫電の光が雨のように降り落ちて、辺りが一瞬強い光に包まれる。鳥の背から見ていたライオン傭兵団は、あまりの眩しさに目を閉じた。

 大質量の雷撃を食らったソレル王国兵は消し炭となって吹き飛ばされ、入口は無残な形に変形してしまった。


「コラコラ、遺跡を壊すな」

「あの入口は遺跡じゃありませんよ。どうせ陰に隠れて伏兵がいたでしょうし、まとめて始末して差し上げただけです」

「ふんっ」


 そうして2人は何事もなかったように無事地面に降り立つと、面積を大きく広げた入口の中にスタスタと入っていった。




「相変わらず、エグイな」


 アルカネットの容赦のない雷撃を見て、ザカリーが渋面を作った。


「あのヒトに手加減を期待するほうが、間違っているんですって」


 疲れたような笑いが満面を覆うカーティスが、げっそりとこぼした。


「あっ」


 ぴくっと身体を震わせ、キュッリッキがベルヴェルクの頭を優しく叩く。


「あそこに降りて、ベルヴェルク」

「おっさんから連絡入ったのかキューリ?」


 ギャリーが首を伸ばすと、「うん」とキュッリッキが返事をした。


「中の雑魚はテキトーに始末しておいたから、降りておいで、だって」


 適当じゃなく徹底的にの間違いじゃ、とギャリーは口の端を引きつらせた。

 ベルヴェルクは緩やかに旋回しながら静かに地面に降り立ち、背に乗っているみんなが降りやすいように、身体を屈めてくれた。


「ありがとうベルヴェルク」


 嘴に抱きついてキュッリッキが礼を言うと、ベルヴェルクは嬉しそうに喉を鳴らした。そしてふわりと地面を離れると、空に舞い上がって何もない空間に姿を消した。


「それではみなさん、行きましょうか」


 カーティスに促され、一同は遺跡の中に入っていった。




 暗い足元を魔法の光で照らしながら簡易階段を下りていくと、大きく開けた明るい場所に出た。その風景を見て、皆ぽかんと口を開けて辺りを見回す。


「ハーメンリンナの地下通路フロアの景色にそっくりだな」

「そっくりというか、そっくりだ」


 ギャリーとザカリーが目を瞬かせる。


「遺跡なんていうからぁ~、てっきり黴臭い石窟みたいなの、想像してたアタシぃ」


 両手を腰に当てながら、マリオンは赤い唇を歪めた。

 材質がいまだ不明とされる、乳白色の光沢のある板の貼られた壁や床や天井は、ハーメンリンナの地下通路で見られるものと全く同じものだった。板自体に淡い光が浮かんでいて、更に埋め込み式のライトに照らされてますます明るい。ここにも電力が備わっているようだ。


「アルカネットのやつが近未来的とかなんとか言ってたから、石窟とは違うだろうな」


 そして、とギャリーはフロアの片隅に目をやり、親指をクイッとそこに向ける。


「おっさん達の掃除したあとだな、アレ」


 あまり原型をとどめていない無残な死体の山が築かれている。軍服からするにソレル王国兵だ。


「テキトーどころか、容赦なしっすね……」


 うんざりしたようにシビルがぼやく。


「加減をせずに力を行使した、というならテキトーではあるな」


 ガエルが肩をすくめる。


「我々もああならないように、行きましょうか」


 ため息混じりのカーティスの言葉に皆頷く。そして前方に見える別の入口に向かおうとしたとき、突然メルヴィンが叫んだ。


「ちょっと待ってください、リッキーさんがいません!」


 狼狽えたようなメルヴィンの声に「え?」と皆振り向いた。そして辺りを見回してみると、確かにキュッリッキがいない。


「まだ上にいんのか? 降りてきてない?」

「えー、アタシぃ一緒に降りてきたよ~??」

「白黒犬はココにいんぞ」


 ザカリーがフェンリルとフローズヴィトニルを指差す。

 皆の視線が二匹に集中する。

 どこか気まずそうな雰囲気を貼り付けた顔のフェンリルと、能天気さを貼り付けた顔のフローズヴィトニルが、揃って明後日の方向を向いていた。

 たっぷりと沈黙の間を空けたあと、


「キューリが消えただとおおおお!!??」


 絶叫がフロアに鳴り響いた。

この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?