隠れ蓑のような全身スーツを開発した。
いわゆる光学迷彩だ。
これさえあれば、防犯カメラは関係ない。
早速、着用して、ひったくりや窃盗に活用した。
だが、もっとすごい奴がいた。同じスーツを着た、通り魔である。
問答無用で俺にも襲いかかってきた。
しまった。瀕死ひんしの重傷なのに、誰も助けてくれない。