宮沢賢治の銀河鉄道など、古今東西、別世界に旅立つ列車は数多い。
生きる希望を失ったし、鉄オタの端くれとしては、ぜひ最期に乗ってみたいものだ。
駅までやってきたが、人っ子一人いない。
どこかで爆発音が上がり火柱が上がった。まるで戦時中だ。
人類が絶滅寸前の世界で、僕は列車を待ち続けていた。