【祝にゃんにゃん王国】先輩について語るスレ【建国記念】
001 先輩ファンクラブ名誉会員
ここは先日国を興したばかりの先輩について触れて行くところでーす
新しく登場したダンジョン種族も気になりますねー
あー、可愛いが溢れて困ります
私、滾ってきちゃいました!
あ、別に愛でる内容じゃなくてもじゃんじゃん書き込んでくれていいですからねー。
でも誹謗中傷だけは厳しく取り締まります!
by望月ヒカリ
002 先輩について語るスレ民
いつもの後輩ちゃんだった
003 先輩について語るスレ民
安定の
004 先輩について語るスレ民
初見
005 先輩について語るスレ民
ここだけスレ番が表示されてないよな
どうして?
006 先輩について語るスレ民
謎の技術力によって999を回れば自動更新されてる
まぁ後輩ちゃんが管理してるスレッドだからな
過去ログは後輩ちゃんのまとめる公式ホームページから
007 先輩について語るスレ民
把握
008 先輩について語るスレ民
先輩の情報はどんなものでも欲しいってか
009 先輩について語るスレ民
でもやっぱ気になるのはにゃんにゃん王国のことかな
010 先輩について語るスレ民
それ
実際は国ってよりも地下組織なの?
011 先輩について語るスレ民
一応ランドマーク的なのはあるけど
国民らしい国民はその場所にはいないって話
012 先輩について語るスレ民
VRだっけ?
アカウント購入して入国する感じ
013 先輩について語るスレ民
移民とか受け付けてないんか
014 先輩について語るスレ民
移住したがる人いっぱいいるでしょ
015 先輩ファンクラブ名誉会員
移住者が国民に殺されたら国際問題になるのでNGです
先輩は名前だけ管理者で、そこまで慕われてないんですよね
一応りゅう族の巫女的ポジでコアさんから一目置かれてる
その上でにゃん族長の家系だから一応はついてきてくれてる
だけです
016 先輩について語るスレ民
だけ、というにはそれなりの権力があるように思えるが?
017 先輩ファンクラブ名誉会員
じゃあ、あなたたちは政府が国のために死ねって言ったら死ねます?
018 先輩について語るスレ民
むりで草
019 先輩について語るスレ民
断固講義するぞ!
020 先輩について語るスレ民
あ、もしかしてそれくらいまとまりが取れてない国民だから制御不能ってこと?
021 先輩について語るスレ民
誰も言うこと聞かないのか
そりゃ入国なんてさせられないわ
022 先輩について語るスレ民
あまりにも思い当たる節が多すぎる
まぁずっとダンジョンの中で暮らしてて、地上で暮らせるけど、地上人と仲良くしろって言われてもピンとこないか
023 先輩について語るスレ民
日本もそうだけど海外とか政府の見えないところで犯罪起こす奴が多すぎ
けどダンジョン種族は地上のルールをそもそも理解してない
犯罪の境界線を何もわかってないまであるか
殺しが犯罪とかもわかってなさそう
狩りとかもあるしな
024 先輩ファンクラブ名誉会員
なお、先輩はその可愛さで魅了する方向にシフトした模様です
武力じゃどう足掻いても勝てないので
いい方向に進んでくれて毎日ご飯が美味しいです!
025 先輩について語るスレ民
後輩ちゃんはブレないなぁ
026 先輩について語るスレ民
でもここでなかなか表に出せない情報撒いてくれて助かる
027 先輩について語るスレ民
随分思想強めだけどな
028 先輩について語るスレ民
一緒に暮らしてるからって、吐き出せる場所がないならこう言う場は必要でしょ
先輩はそう言う思想に無頓着だし
029 先輩について語るスレ民
そういえばレシピ公開は完全にサブスクに移行ですか?
030 先輩ファンクラブ名誉会員
それについては追々ですね
今は本当に仕事に追われてるので
先輩が11人いても追いつかないくらいですし
インドを救うのと建国するのでは、建国する方が大変なんだって後から知りましたよ
031 先輩について語るスレ民
草
032 先輩について語るスレ民
建国の方がそら大変やろ
033 先輩について語るスレ民
国王が十一人いる方が問題やろ
034 先輩について語るスレ民
後継はどうするの?
035 先輩について語るスレ民
でもあれか、にゃん族はある意味で産みたい放題か
036 先輩について語るスレ民
あ、女の子同士での出産が可能なんだっけ?
037 先輩について語るスレ民
ガチ百合の楽園やんけ
038 先輩について語るスレ民
なお武力
039 先輩について語るスレ民
ひ弱な人間が踏み入って生きて帰ることはできない環境だしな
040 先輩について語るスレ民
命が安いからこその生態系か
041 先輩について語るスレ民
ここに錬金術師はそこまで寄りつかないだろ
042 先輩について語るスレ民
あと美容関連な
専用のスレがあるからそっちで書き込んでもろて
043 先輩について語るスレ民
ここは先輩の可愛さについて触れるべき場所
044 先輩について語るスレ民
高額スパチャ民の巣窟だしな
045 先輩について語るスレ民
後輩ちゃんはそこまで強制してないが
046 先輩について語るスレ民
それをわかった上で聞くんやけど
バトルウェーブバーサスってどこまでリアルに根付いてるんだ?
ゲーム的にダンジョンに潜れるってとこまでは理解してるけど
047 先輩について語るスレ民
え、今更?
048 先輩について語るスレ民
マスコミに毒されてると遊びの延長に捉える人もいるのか
049 先輩ファンクラブ名誉会員
いえ、大事なことですよ?
あれって実際は先輩が各国からの要請をぶっちぎるためにトールさんと組んで作ったダンジョンの仕組み丸わかりシミュレーションゲームですから
資本となるのは自分の体!
自分の身を守るのは自分で!
人にあれこれ言える立場の人を少しでも無くそうとした結果なんですよね
死んでも死なない体なら、ちょっと興味ある人でもダンジョンアタックできるじゃないですか?
まぁこっちで関与してないスペアボディを使ったお遊びですね
ローディック師の技術が先輩に追いついてないってところだけが不安要素ですが
あ、にゃんにゃん王国ではにゃん族向けスペアボディの他に、一般向けスペアボディも1億ニャンで販売予定でーす
まぁそれはある程度先輩が暇になってからですね
050 先輩について語るスレ民
はい、爆弾情報
051 先輩について語るスレ民
軽い気持ちで聞いた質問に対して語られる内容じゃねぇ
052 先輩について語るスレ民
本当に建国してから吹っ切れたなぁ
053 先輩について語るスレ民
今までこんな情報抱えて暮らしてたんか
054 先輩について語るスレ民
周りは敵ばかり
ただのやっかみから戦争への発展までマジで秒読みだったから
055 先輩について語るスレ民
なお、その戦争に一枚噛んでたのが日本って話聞く?
056 先輩ファンクラブ名誉会員
事実ですからねぇ
先輩の建国に最後まで反対してたのは日本とインドだけでしたね
他国は先輩に恩義しかないけど、誰も責任を取りたくなかったみたいで二つ返事で了承してくれました
最後まで粘ったのは安く扱き使えなくなるのを反対してた感じですね
転移陣止めるぞ? と言う脅しで屈しましたけど
057 先輩について語るスレ民
なんでそれ握られてて反抗できるんや
058 先輩について語るスレ民
今の時代、それ止めたらダンジョンアタックもできないだろ
059 先輩について語るスレ民
なお、握られてるのはスペアボディの模様
060 先輩について語るスレ民
まさに命を握られてるのよな
061 先輩について語るスレ民
ダンジョンがある世界じゃそれが命綱なのを理解してない奴多すぎ
062 先輩について語るスレ民
先輩のおかげでここまでの技術提供がされてるのを、みんな当たり前みたいに受け取ってるのが不思議なんだよな
こんな技術があったらほとんどの同業他社が反対運動出すだろ?
運送業とか赤字だろ?
063 先輩ファンクラブ名誉会員
そこはきちんと棲み分けをしてますからね
基本的に転移陣はNNPの商品、あるいはダンジョンに根付いた低賃金、高リスクの運送業の撤廃、連盟国への商品の即時配達のみに狙いをつけての運用です
皆さんの生活に根付いた運送業はそのまま運送業者さん任せですよ
こちらのチャンネルが関わった商品の送りつけはこっちが勝手にやってることです
064 先輩について語るスレ民
そういえば、いまだに手紙とかは郵便局で管理してるか
065 先輩について語るスレ民
ほとんどメールとかでやり取りしてるから
066 先輩について語るスレ民
ダンジョンができてから、運送業も深刻なダメージ出してるだろ
先輩にだけクレームつけるのも違うんだよな、本来
067 先輩について語るスレ民
先輩はあのスタイルだから攻撃しやすいんだろ
なんであの人いまだに個人Vの感覚でやってるんだ
068 先輩ファンクラブ名誉会員
その程度の認識で攻撃してきたものは全員殺してきました
正確にはクレームできない体にさせてもらいました
069 先輩について語るスレ民
こわっ
070 先輩について語るスレ民
先輩が今無事で暮らしてるのは後輩ちゃんのおかげやで
071 先輩について語るスレ民
それな
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「後輩、どうした。パソコン開きながらニヤニヤして」
「なんでもありません」
またえっちなサイトでも見てたんだろう。
彼女の名誉のためにあまり突っ込まないでおくが、犯罪に走るようだったら少し厳しい言葉をかけなければならないだろう。
「いやぁ、大変な目にあった」
「父さん。何してたのさ」
VRルームから出てきた父さんが、よっこらしょ、と椅子に腰掛けた。
僕のスペアをすっかり使いこなしてら。
「実は君の設計した炸裂玉の検証をしていてね」
「あ、炸裂玉マイスターニキってお父様のことだったんですね!」
「炸裂玉マイスターニキ? 何さ、それ」
後輩曰く、今バトルウェーブバーサスのエクストリームモードで暴れ回ってるプレイヤーのことらしい。
何やってるのさ、父さん。
「熟練度によって効果の変わる君の発明でどこまでソロで遊べるかの考察をしていた。いや、君のスペアのスペックが高くて思いのほかはしゃいでしまった。父さんはこう見えてゲーマーでね」
「初耳」
学生時代ではそれなりにFPSで鳴らしていた腕前らしい。
ダンジョンが社会にできて、ゲームどころじゃなくなって仕事に就いたらしいが、もし自分の肉体にこのスペックがあればそっちの道もあったかもしれないと饒舌に語られた。
「何それ知らない」
「遠い昔の話だよ。今じゃ錬金術の面白さに取り憑かれた亡霊だからね。とはいえ、古い血が騒いだのも事実。少し眠ってる間に随分世界は進歩したものだ」
「その進歩の根幹に携わっているのが先輩なんですよねー」
「後輩ってそうやってすぐ僕を持ち上げるよね?」
「事実ですから。先輩が趣味で作った薬品が、人々の願望を増加、促進。そして不眠不休で働き続けるサイボーグを作り上げた。あと数百年はかかるだろうと言われた技術が今ここにあるのは間違いなく先輩の発明した技術が根幹になりますよ!」
「お、おう」
どうしたんだ? 後輩の奴。
今日は随分とぐいぐい来るじゃないか。
何か周囲から言わされてるような圧すら感じる。
僕と君はそう言う関係じゃないだろうに。
それともあれだろうか?
僕が知らぬ間に後輩もそこまで溜め込む事件があった?
何はともあれ僕は後輩を労う。
その撫でやすい位置に添えられた頭を撫でてやる。
「それを言われたら、今の僕があるのは間違いなく後輩のおかげだ。これからも仲良くしていこうぜ」
「はい!」
今日一の返事をもらう。
うん、これで全ては一件落着。
今日も煮卵がうまい!