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003 しょっぱいチャイラテ

 人と話すことは得意じゃない。

 あわわわあわわ。言葉がぐるぐる。

 喉につっかえた言葉がボロボロ落ちていって、すごく惨めな姿を見せる。

 それが私。


 なのになぜか、話そうとしてしまって。

 あわわわあわわ。

 まーた言葉が空回り。


 ビー玉はコロコロ転げて、光を放つ。

 でも私は七転八倒、泥だらけ。


 ほんと嫌になっちゃうね。

 せめて綺麗に転げ回れたら、いいのだけど。


 あわわわあわわ、じゃなくて。

 ころころころろ、と転げられたら。

 そう思うけど難しい。


 今日は冷たいチャイラテを飲もう。

 なんでだろう、ちょっとしょっぱい。


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