123. 『ましポん48』~真の大和撫子選手権配信~①
時間は10時。この時間の『ましポん48』は『真の大和撫子選手権』配信で、リアル社交マナーについてのクイズ対決をするものだ。
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『この組み合わせお初』
『楽しみ!』
『クララ。頑張れよ』
「皆さんこんひなた~みんなの今日の運勢は大吉ですよ。Fmすたーらいぶ1期生の見習い巫女。神川ひなたで~す」
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『こんひなたー!』
『こんひなー』
『ひなちゃん司会か』
「ふふ。みんな元気で嬉しいよ。今回の企画はね『真の大和撫子選手権』。早速参加者を紹介しようかな?じゃあデビュー順でよろしく!」
《デビュー順?ならましろからだね。皆さんこんにちは。Fmすたーらいぶ1期生、みんなの姫こと姫宮ましろです。姫なのでね。さすがに負けないかと思います。よろしく~!》
「あれ?ましろちゃんテンション高いね?何か良いことでもあったのかな?」
《え?そうかな?》
ヤバいさっきのが声に出てるのか?でも嬉しいのは本当だから仕方ない。
コメント
『ましろ姫頑張れ!』
『ましろちゃんファイトー』
『オレの嫁だからな!』
『↑通報しました』
「はい!ましろちゃんの意気込みが伝わってきたところで次の人どうぞ」
《みなさまご機嫌よう。Fmすたーらいぶ2期生、可憐に咲く一輪の花。伊集院クララですわ!社交マナー?どれがマナーか分かりませんわね。当たり前すぎて?誰にも負けるつもりはありませんので、よろしくお願いしますわ》
「よろしくねクララちゃん。なんか始まる前に『クララ』って呼んでたリスナーさん?執事とメイド?いたけど」
《そうだった。おい!クララお嬢様だろうが!人様の配信で迷惑かけんじゃないわよ。それも先輩の配信で。ひなた先輩Fmすたーらいぶの中で1番怖いのよ?》
「こら!怖くないよひなたは」
コメント
『草』
『wwww』
『これかプロレスw』
「次で最後かな?じゃあ最後は……ソフィアちゃんよろしく!」
《この流れで自己紹介はなんか嫌なんですけど……こんソフィ~Fmすたーらいぶ3期生、みんなの妹ハーフエルフの葉桐ソフィアだよ~。今日は先輩方に胸を借りてがんばります!応援よろしくね~》
「よろしくソフィアちゃん。なんか落ち着いていてリアルお嬢様の余裕かな?」
《え?そんなことないですよ!?》
《なるほど。ましソフィの絆はあの10万人耐久歌枠のホワイトプリンセスが最後だったんだね……》
《トンカツ弁当の絆もですわ……》
コメント
『圧がハンパないw』
『先輩が煽ってるぞw』
『お嬢のトンカツ弁当は草』
「後輩をいじめないのwさて、それじゃルール説明をしていくね。今から『社交マナー』に関するクイズを1人ずつ出していくから、正解数が多い人が勝ちというシンプルなもの。ちなみに横取りチャンスがあって、誰かが間違えたものを代わりに答えることもできるから大逆転もあるかもね?『社交マナー』と言っても大人なら分かる一般的な常識もあるから、さすがに答えられると思うよ?」
《あー。ましろは17ですよ?分からなくても仕方ないかな?》
《わたくしも17ですわ。大人の一般的な常識は知りませんわね》
「こら!ましララは設定出さないwそしたらソフィアちゃんは210歳でしょうに!」
《でもソフィアは人間界に来てまだ1年たってないので、マナーは分からないかも知れません》
コメント
『おいおいw』
『全員ハードル下げとるw』
『草』
「リアルで1番年上はましろちゃんだから頑張ってね?」
《なんでバラすのwというか1番年上はひなたさんだよね?》
「黙ろうかましろちゃん」
《また裏で反省会だよこれ~。クララちゃんもソフィアちゃんも発言には気をつけて?司会の人、1期生の大先輩だからさ?》
《怖いですわねひなた先輩……》
《ソフィアも気をつけます……》
「やめてwひなたは裏で反省会とかしたことないからw」
こうして『真の大和撫子選手権』が始まるのだった。