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255. 『海の迷宮』案件コラボ3D配信~狙え一攫千金!アンケート$ラビラビカジノ配信~⑤

255. 『海の迷宮』案件コラボ3D配信~狙え一攫千金!アンケート$ラビラビカジノ配信~⑤




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『リリィママ答えよ』

『外したら面白いw』

『空気読めるからw』


 《じゃあ答えるわよ?》


「ちょっと待ってリリィさん。あるとちゃんもましろ側だよね?もし外したらバレンタイン告白ボイス録るよね?」


「え?じゃあ……あるましろで録りますか?」


「あるましろは面白くないよ。あるとちゃんもせっかくなら喜びたいもんね。ちょっと待ってね……あ。出た」


 《お~い!かけてくるなよ姫w》


 コメント

『探偵も来たw』

『姫ナイス!』

『あるアロボイス確定w』


「あれ?これって『魔界の探偵と海の迷宮』じゃないんだっけw』


「なんでポアロ先輩来るんですか!あるアロのてぇてぇバレンタイン告白ボイス録るのとか最悪ですけどw」


 《お前に言われたくないんだけどwなら止めろよw》


「うるさいフライパン!配信なんか来ないで謎解きやってろ!」


 《なんだって!このガキ!》


「わちゃわちゃしちゃったねwラビさんまとめて?」


「え?はい。えっと、リリィ様が外したら、『ましリリィ』と『あるアロ』のてぇてぇバレンタイン告白ボイスを録るでいいですね?」


 コメント

『OK!』

『おけまる』

『最高か』


「リリィさん外さないでよ?外したらリリィさんの責任だから」


 《リリィママ。外すなよ!》


「お願いしますリリィママ!」


 《なんで私の責任なのよwあなたたちも意見出しなさいよw》


「いや。ましろはリリィさん信じてるから」


 《このくらいの逆境何度もはねのけてきたじゃん。リリィママ自分で考えよ。外したら許さないけどw》


「エンターテイメントとかいらないですからね!真面目にやってください!」


 《あなたたち!私が外して恨むとか、よくそんな簡単に言えるわね!》


 コメント

『草』

『これがママの日常w』

『ママ大変だなw』


「そろそろお願いしますリリィ様」


 《……そうねぇ……Bがましろ、Dが私で》


「え?逆だと思うんだけどましろw」


 《知ってるわよ。私もそう思うしw》


「どういうことw」


 《やっぱり……配信者としての仕事を全うしないとw》


 コメント

『草』

『やっぱりママは最高』

『オレたちは味方だぞ!』


「どうしますか?リリィ様?」


「そういうのいらないからリリィさんw」


 《おいリリィママ!やめろw》


 《うるせぇ!これがFmすたーらいぶのVtuberだ!てぇてぇバレンタイン告白ボイス録るのよ!ファイナルラビラビアンサー!》


「リリィママが暴走しちゃったw」


 コメント

『ドキドキ』

『どうなる?』

『てぇてぇボイス!』


「結果はこれです!」


 アンケート結果

 A:園崎ラビ

 B:魔月リリィ

 C:青嶋ポアロ

 D:姫宮ましろ

 E:海原あると


 コメント

『てぇてぇ確定w』

『ママ愛してる!』

『さすがママw』


「残念。外してしまったのでラビラビコインは没収、そしててぇてぇバレンタイン告白ボイスの収録お願いしますw」


「リリィさん自分だけ好感度あげたでしょw」


 《おい!やったなリリィママw》


 《うるせぇ!『すたライフ』のスタッフさん、台本お待ちしてますね~》


「しかも『すたライフ』でやるんだw」


 コメント

『更に最高になったw』

『リリィママ好きすぎるw』

『スタッフさん台本待ってます』


「なんか最後は色々なことがありすぎてw……さて今回の『アンケート$ラビラビカジノ』は残念ながら、一攫千金ならずでした。どうでしたかましろ姫、あると様?」


「面白かったよ。次はね一攫千金狙うからね!」


「楽しかったです。あるアロてぇてぇバレンタイン告白ボイス録ることになったのだけが最悪ですけどw」


 《おいガキ!それはこっちのセリフなんだよ!》


「文句言うなら来なきゃ良かっただろw」


 《うるせぇ!配信呼ばれたら、用がない限り絶対行くのがFmすたーらいぶのライバーなんだよ!契約書に書いてあるからw》


「やめろよwそんなの書いてないしw」


 コメント

『探偵見直したぞ』

『契約書w』

『ハードル上げるなw』

『画面の向こうで後輩が震えてるぞw』


「リスナーさん。そんなことないですから。ポアロ様だけですから安心してくださいw……このあとはあると様の枠で配信があるのでそのまま観にきてくださいね?それでは、おつラビです。またね~!」


 こうして一ノ瀬さんの配信は終わる。続いて衣音ちゃんの枠になるので準備をしないと。


「お疲れ様です。あっあの……私の配信大丈夫でしたか?」


「大成功じゃない?ごめん。勝手に進行しちゃって」


「いえいえ。本当にあれがテンプレじゃないかって感じで最高でした!やっぱすんげぇな先輩たちは!」


「それなら良かったよ」


 拳に力を入れながら一ノ瀬さんは言う。そんな彼女の横で衣音ちゃんがスマホでメッセージを送っている。


「日咲さんに送ってるの?」


「あっはい。一応……配信で生意気な口聞いちゃったんで」


「そうなんですか?衣音ちゃん。いつも送ってるんですか?」


「はい。七海さんはいつも『大丈夫』って言ってくれるんですけど、心配で……」


 まぁ日咲さんなら大丈夫だと思うけど。でもこれも衣音ちゃんの優しい性格だろうし、それも良さなのかもしれないな。無事に一ノ瀬さんの枠も大成功したことだし。さて、残り2時間頑張ろう

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